名古屋城
なごやじょう
金の鯱がトレードマーク。
概要
愛知県名古屋市にある城で、有名な観光地。金の巨大な鯱が有名。
戦国時代にあった那古野城の場所に、江戸時代最初期に、徳川家康の主導のもと、名古屋の町とともに新しく造られた。
江戸城、徳川が再建した大坂城と同じく、巨大石垣と巨大櫓の質量感が圧倒的な大城郭であった。
町を取り囲む総構も掘る予定だったが、掘る前に大坂の陣が終了したので中止している。
天守に据え付ける火災避けの鯱は、通常の城では粘土製だが、名古屋城では黄金(金箔)を貼っており、瓦も装飾と重量軽減を兼ねて銅板葺きであった。
明治維新後、尾張藩の廃藩後も軍用地として使われていた為、第二次世界大戦の空襲で、本丸御殿(一時期離宮があった)や天守は焼け落ちてしまうが、本丸御殿の障壁画は最優先で避難させて無事だった。
また金鯱も一緒に焼けてしまい、戦後に天守(鉄筋コンクリート製)とともに復元された。
三の丸には愛知県庁や名古屋市役所の本庁舎が建っており、お揃いの屋根瓦がお城感を濃厚に醸し出している。
戦時中に焼失してしまった本丸御殿は木造復元され2018年より一般公開されており、
今後現在の鉄筋コンクリート製の天守を撤去し、木造で復元する計画がある。