ネタバレ注意!
「私はあらゆる才能の持ち主になれる!愛する者の死をエサにおびき寄せたこの街の要人達に成り済まし、いくつものゴージャスな人生を満喫するのが……この私の生きが……イテッ!」
概要
ロベルト志島が変身したドーパントで、デス・ドーパントの正体。
銀色のノッペラボウのような風貌で、亜樹子からは「ショボい」と言われた。
ロベルト志島の持つ「D」のガイアメモリは「デス」ではなく「ダミー」であり、「死人返り」も死者を蘇らせたのではなく「自らが死者に変身した」というのが真相であった。
「運命のガイアメモリ」ではT2ガイアメモリの1本としてT2ダミーメモリが登場した。
能力
自分や敵対する相手のイメージから生物・非生物問わずあらゆる物に変身し、その能力を擬態することができる。
また相手の深層意識を読み取ってその相手にとって最も影響力の強い人物に擬態することも可能。
相手の記憶からその人物の言動を完全に模倣することもできるが、あくまで記憶からの抽出なので相手の記憶にないものの再現はできない(例えば彼の擬態した荘吉は翔太郎の記憶から再現したものである為、亜樹子に対して特に反応していない)。
加えて車を見てタイヤに変身していたシーンを見る限り、自分の質量より大きい物には変身できないと思われる。
「デス・ドーパント」もロベルト志島が思い描く「死神」の姿に化けた姿であるため、実際の「デス・ドーパント」の姿かは不明。しかし後に別世界でダミーの擬態ではない(と思われる)デス・ドーパントが登場しており、本当にデス・ドーパントの姿を模倣している可能性がある。
なお他の能力特化型ドーパントの例に漏れず、ダミー本体の戦闘力は鳴海亜樹子に負けるほど低く、おそらくは生身からほとんど強化されていない。
ロベルトは自分がただ豪華な生活を満喫するだけの目的で、愛する者を失った著名人たちから上記の能力で彼らの愛する人物に擬態して、彼らを催眠術にかけて愛する者たちとの夢を見せて金を騙しとるという悪質極まりない詐欺を働いており、同様に死んだ父を利用された亜樹子からは「なんてクズ野郎なの!」と激怒された。
しかし一方でこの時のロベルトは相手を催眠状態にするという明らかに本来のダミーには無い能力を使ったり、亜希子を片手で吹き飛ばして棺桶に閉じ込めるということを生身でおこなっているため、彼もまた風都探偵で明らかになったハイドープかそれに近い存在だった可能性は高い。
活躍
Wに正体を見破られ、近くに停車していたトラックからタイヤに擬態して逃走を図る。
その後ハードボイルダーで追跡するWごとオーロラカーテンを越えて「ライダーバトルの世界」へと飛ばされ、スーパーショッカーのマンモスメカに飛び乗りWを倒そうとするもディケイドに叩き落されあえなく逃走。
そのまま情けなく敵前逃亡を繰り返すも、そこへ同じくスーパークライス要塞が崩壊して逃げのびてきたネオ生命体と遭遇。強引に合体され「アルティメットD」へと変貌した。
その時点で既にロベルトは死亡(自我が消滅)したらしく、現にそのままメモリブレイクされることなくまとめて撃破されており、結果的に皮肉且つ最悪の形で悪事の報いを受ける事となった。
また、メモリブレイク無しで死亡したドーパントは彼のみである。
余談
スーツは仮面ライダードラゴンナイトで新造されたゲルニュートの改造。