データ
概要
土讃線経由で本州・高松と高知県を結ぶ特急列車。
1972年に新設された、「しおかぜ」とともに四国で最も歴史のある列車である。現在の南風は列車名としては3代目。
当初は高松発着が「南風」として運行していた。1988年の瀬戸大橋線開業に伴い南風は岡山発着となり、高松発着は「しまんと」に変更。さらに1990年には南風運行開始前から存在し長らく急行で運行されていた「あしずり」が特急に昇格した。
予讃線の「しおかぜ/いしづち」とは違い、土讃線の「南風/しまんと」の宇多津以南における併結運用は3往復と少ない。
一方で南風のうち2往復は岡山~宇多津間を「うずしお」と併結して運行している。高知以西のみを運行する「あしずり」は高知発着の「南風/しまんと」と接続するダイヤが取られている。近年は系統分割が進行し、2019年からは「南風」がすべて高知発着になった。
使用車両の一部は土佐くろしお鉄道保有となっており、窪川をまたいで運行する「あしずり」は相互乗り入れの形態で運行されている。