「奴らが次に狙うのは美しい星、地球だ…。 マブシーナ、お前は輝く戦士を見つけ、共に戦うのだ!」
「たとえ私一人になろうとも、この国は守る!!」
「肉体が極限まで疲労した時、人の精神は研ぎ澄まされる。結果がオールライトッ! 君になら、私の遺した夢を託せるかもしれないな」
CV:杉田智和(ナレーション及び変身アイテムのボイスも兼任。)
概要
異世界にある美しい宝石の国・クリスタリアの王。苦しんでいる民には救いの手を差し伸べる慈愛に溢れた性格で、クリスタリアの民が幸せへなれる様に尽力してきた。一方で、マブシーナの幼い頃の回想や夢?の中での充瑠との対話した態度からフランクな一面も持っている。
クリスタリアが闇の帝国ヨドンヘイムに侵略された際、娘である王女マブシーナに不思議なパワーを秘めた5つの宝石「キラメイストーン」を託し、友人である博多南無鈴のいる地球へと彼女を逃がした。
かつて調査のために様々な世界に赴いており、地球に赴いた際に博多南家と縁ができ、宝路を養子とすることになった。
どんな苦難でも心の持ち方次第で良い結果につながるという心情を持ち、「結果がオールライトッ!」が口癖。
ハイティーンになってから養子に迎えた宝路も自然にオラディンやマブシーナを家族として接したことから、家族にも愛情深く良い家庭人であった事が伺える。
『エピソードZERO』ではヨドンヘイムの侵略時の詳細が描かれている。
玉座の間に攻め込んで来たクランチュラとベチャットへ対し自ら剣を手に応戦、善戦するも、ヨドン軍の内通者となっていた弟・ガルザの不意打ちを受けて倒れてしまう。更にベチャット達に集団で滅多打ちにされ、動かなくなった所を引きずられて行った。
その後の生死は不明だったが、エピソード4でガルザの口から「死んだ」と断言された。
後に国民を愛するあまり自分を省みず働き続けた結果過労死寸前の状態に陥っており、ヨドン軍の侵攻によって僅かながら寿命が延びたという皮肉な事実が魔進達の証言から明らかになっている。
マブシーナ曰く、クリスタリアでイメージ(想像)を形に出来た唯一の人物との事。これをエピソード1で聞かされた熱田充瑠は自分の想像力がキラメンタルである事に気付き、キラメイレッドへの変身を果たした。
余談
名前の由来は、北欧神話の最高神オーディンと思われる。
声を演じる杉田氏は、戦隊シリーズではキアイドーやドリルロイド2など怪人ポジションでの出演が多く、今回初めて戦隊側の味方ポジションを演じる。なお、特撮関連の変身システムボイスに限定してはキバットバット3世やギンガドライバーといくつか特撮関連で演じた経験があり、2019年7月に登場したミライドライバーセットの一つであるギンガドライバー、2020年3月に登場するキラメイチェンジャー、同じく2020年3月に登場するCSMキバットベルトといわゆる小物系でないメインの変身アイテムをかなり短いスパンで担当している。
また、ガルザを演じる中村悠一氏とは付き合いの長い親友同士であるのは有名で、キャストが発表されるや「磁石コンビが一年間通して戦い合うのか」と話題になった。
杉田・中村氏が戦隊シリーズ内で戦い合ったのは前述のドリルロイド2VSビート・J・スタッグ/スタッグバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)以来となり、その時とは善悪の立ち位置が入れ替わった構図となっている。
エピソードZEROの戦闘シーンで使用した剣は、宇宙戦隊キュウレンジャーのドン・アスランの武器の流用。奇しくも、一人息子を持つとある星の王が全身を鎧で覆った怪人であり、オラディン・ガルザ兄弟に共通する要素を持っている。
更にその一人息子は、いかなる困難にも挫けないポジティブシンカーであり、オラディンと同様の寛容さも持ち合わせる。
関連タグ
クリスタリア宝路:友人の息子にして、養子。
博多南無鈴:友人の息子にして、友人。