- テレビやラジオの番組の放送時間が延長されること。
- テレビやラジオの番組の放送期間が延長されること。
放送時間延長となる要因
- 報道番組 重大な事件・災害が発生した場合のケース。この場合はその日の放送を休止し、後日延期となる場合が多い。
- スポーツ中継 主にプロ野球中継で多く発生するケース。当初設定された放送時間内に勝敗の決着がつかなかった場合に起こる。このため、レコーダーの予約機能において延長した場合の対応がされていない場合、録画に失敗するという事も多い。
- 放送局の編成上の都合 高視聴率の深夜番組において、放送枠を移動させるケースが多い。また、近年の19~21時台のゴールデンタイムでは元々1時間の枠で設定された番組を、ほぼ隔週で2~3時間に拡大するというケースが頻繁に見られるようになった。
放送期間延長となる要因
- 視聴率や聴取率が好調 大概のケースと曾ての長寿アニメや長期アニメはこのケースが多かった。
- 関連商品の売上が好調 アニメや特撮ではこのケースが良く観られる。
- スポンサーの営業方針 昨今の長寿アニメ、及び長期アニメで良く観られるケースで、必ずしも長期アニメ&長期アニメ=高視聴率では無くなった
- 放送局の編成上の都合 主に放送時期を改編期に合わせたい場合が多い
なお、テレビドラマも曾ては刑事ドラマを中心に放送延長されるケースがあったが、1980年代以後は、最初から放送回数が決まっており、短縮打ち切りは良く観られるが延長は稀となった。また、製作委員会方式のアニメも最初から1・2クールと放送回数が決められている事が多い。
主な放送期間延長例
魔法のプリンセス・ミンキーモモ(第1作)・3 一度は全42話に短縮打ち切りが決まるも、その後は46話、更に全62話に放送延長と二度の放送延長を果たす。バンダイが発売したステーショナリー玩具・カジラのプロモーションを兼ねての事だった。
美少女戦士セーラームーン・2&4 92年末に発売されたムーンステッキが好セールスを記録した為、次番組が決まりかけたにも関わらず、急遽放送延長が決まる。更に当時テレビ朝日が推進していたANNネットワーク拡大運動の主力も兼ね、最終的には5年もの放送延長を果たす。
しかし、その反動も大きく放送終了僅か7ヶ月後に放送枠を当初は時間帯移動、後に廃枠と言う形で失い、その後のテレビ朝日アニメに悪影響を与えてしまう。
少年アシベ・3 当時のスポンサーだったタカラ(現在はトミーに救済合併により消滅)と江崎グリコの年末セールのプロモーションの為、放送延長となり、最終クールは視聴率も一桁に落ちる事も無く、当時タカラが発売した電子手帳ノルンとワープロDear storyはメガヒットを飛ばした。
ウルトラマンコスモス・4 毎日放送がアニメ・特撮の開始時期を改編期に揃えたい意向からだったが、主演俳優の誤認逮捕で一度は打ち切り判定待ちの放送中止となる。その後、誤認と判り放送再開するも5話が未放送となる。そして、誤認逮捕に関係無く毎日放送はウルトラマンコスモスを最後に特撮から撤退するのであった。