クランチュラ「邪面獣、モーターボートバスラ!」
クランチュラ「最強~!!」
概要
クランチュラが、ブラックバスに似た闇獣・バスラに地球の乗り物「モーターボート」を模した邪面を被らせた邪面獣。
邪面は紫色の水しぶきを上げて海上を進む黒いモーターボートを模した外観で、正面から見ると鉄仮面にも見える物々しさも兼ね備える。またバスラの首後ろのヒレをモーターボートの舵に見立てている様子。尚、邪面のカラーリングが魔進ジョーキーを思わせる物になっている。
加えて両腕部分もこれまでのバスラ個体と違い、歪曲した黄色い一本爪へと置き換わっている。
邪面部分のみを地上に出して地中に潜り、そのまま泳ぐ事での高速移動が可能で、上背も低くして相手の死角に回り込んでから飛び掛かる不意打ち攻撃を得意とする。
邪面の目からは破壊光線を放てる他、高速移動中も両脇よりミサイルを撃てる等、武装も豊富。
総じてバスラと邪面の特性が上手く噛み合わさり、スピードを活かした強襲・一撃離脱戦法を駆使する強力な邪面獣へと仕上がっている。
活躍
エピソード21
クランチュラ「(ツリザオ邪面が敗北したのを見て)ぐあぁ…悔しい悔しい悔し~っ!! こうなったら、保険を最大適用だ! 今回の邪面獣は、一・番・強~い!!」
対になる邪面師ツリザオ邪面が規定量の闇エナジーを溜める前に倒されてしまった為、クランチュラが『闇の保険』を最大適用して残りを補填、召喚に漕ぎ付ける。
邪面の部分だけを表に出して地中を潜航し、街中に現れるとキラメイジンと激突。
当初は格闘戦で押されるもラダービヨンドを地中潜行でかわした後は低くなった上背を活かしてビルの間を移動、キラメイジンの死角より飛び掛かる不意打ちで反撃する。
キラメイジンもマッハフラッシュで反撃して来るが意に介さず、高速移動しつつのミサイルを織り交ぜながらの不意打ちで転ばした上で、倒れた相手を足蹴にして追撃を加える。
さらに障害物を「潜る」ことで通り抜けるなど、機動力は邪面獣随一。
ちなみにこの回はマブシーナにかけられた呪いを巡るエピソードの前編であり、その為エンディング時にはキラメイジャーの漫才の代わりにクランチュラとガルザが上記のやり取りを行っていた。
エピソード22
キラメイジンを圧倒し合体解除まで追い込んだが、突然戦闘を中断し東京湾へ逃走。
実は、地中潜航のために大量のエネルギーを消費すると言う欠点があり、魚の群れを食べてエネルギーを補給していた。
破壊にやって来たシルバーたちをガルザが妨害している間にエネルギーの補給を完了し活動を再開。
魔進エクスプレスを振り切り地中に逃げたところで追撃してきたギガントドリラーとの戦闘に入るも、猛スピードと潜航能力を生かしてギガントドリラーとエクスプレスを一方的に圧倒、シルバーを変身解除に追い込むという尋常ではない強さを見せつけた。
だが、復活した魔進ザビューンの猛追を受けてスピードの要だった邪面のエンジンを破壊され、機動力を失ったところにキングエクスプレスザビューンの猛攻を受け撃破された。
余談
大まかに船をモチーフにした戦隊怪人は多いがそのモチーフの大半は軍艦か帆船モチーフの場合が多く、モーターボートをモチーフにした怪人は恐らく今回が初。
関連リンク
ディーゼルバスラ:モーターボートバスラと同じ様にマイナーな乗り物(※こちらは列車)をモチーフとした邪面獣で素体がバスラという点も一致している。
リューグ・タマテバッコ:同じく地中を自在に泳ぐ能力を持つ戦隊怪人。ただし自前では無く所有する宝物の力による物。
エンジンバンキ:乗り物形態への変形能力を持つ戦隊怪人の先輩格。
軍艦仮面、ボートラー、帆船オルグ、クルーザ、ゴーストシップマイナソー:歴代船モチーフ戦隊怪人。
ガイガン:両腕の形状が一致。