モーターボートバスラ
もーたーぼーとばすら
身長/54.2m
体重/1654.8t
闇獣/バスラ
邪面/モーターボート→モーターを推進力とする快速の地球の舟艇
ハッシュタグ/#ツリザオ邪面 #モーターボート #この爪 #この舟 #波しぶき #魔進ザビューン #ロレンチーニ器官 #キングエクスプレスザビューン #音速の巨神
クランチュラが、ブラックバスに似た闇獣・バスラに地球の船舶「モーターボート」を模した邪面を被らせた邪面獣。
邪面は紫色の水しぶきを上げて海上を進む黒いモーターボートを模した外観で、正面から見ると鉄仮面や海賊帽にも見える物々しさも兼ね備える。またバスラの首後ろのヒレをモーターボートの舵に見立てている様子。尚、邪面のカラーリングが魔進ジョーキーを思わせる物になっている。
加えて両腕部分もこれまでのバスラ個体と違い、歪曲した黄色い一本爪へと置き換わっている。
地面や物体を透過する能力を有していて、これを利用して邪面部分のみを地上に出して地中に潜り、そのまま泳ぐ事での高速移動が可能で、上背も低くして相手の死角に回り込んでから飛び掛かる不意打ち攻撃を得意とする。またビルの壁面を透過して潜り、相手の追跡をかわす芸当も出来る。
更に邪面の目からは破壊光線を放てる他、高速移動中も邪面両脇よりミサイルを撃てる等、武装も豊富。
総じてバスラと邪面の特性が上手く噛み合わさり、機動力を活かした強襲・一撃離脱戦法を駆使する強力な邪面獣へと仕上がっている。
反面高速移動を駆使するのでバスラのスタミナ消耗が大きく、定期的に手近な水中へ陣取りそこにいる大量の小魚を水ごと吸い込む形で捕食する習性がある。また邪面の後頭部にある2機のモーターエンジンが高速移動の要となっている為、そこを破壊されると機動力を失ってしまう。
エピソード21
クランチュラ「(ツリザオ邪面が敗北したのを見て)ぐあぁ…悔しい悔しい悔し~っ!! こうなったら、保険を最大適用だ! 今回の邪面獣は、一・番・強~い!!」
対になる邪面師ツリザオ邪面が規定量の闇エナジーを溜める前に倒されてしまった為、クランチュラが『闇の保険』を最大適用して残りを補填、召喚に漕ぎ付ける。
邪面の部分だけを表に出して地中を潜航し、街中に現れるとキラメイジンと激突。
当初は格闘戦で押されるもラダービヨンドを地中潜行でかわした後は低くなった上背を活かしてビルの間を移動、キラメイジンの死角より飛び掛かる不意打ちで反撃する。
キラメイジンもマッハフラッシュで反撃して来るが意に介さず、高速移動しつつのミサイルを織り交ぜながらの不意打ちで転ばした上で、倒れた相手を足蹴にして追撃を加える。
ちなみにこの回はマブシーナにかけられた呪いを巡るエピソードの前編であり、その為エンディング時にはキラメイジャーの漫才の代わりにクランチュラとガルザが上記のやり取りを行っていた。
エピソード22
ガルザ「モーターボートバスラは地中に潜るために、大量のエネルギーがいるらしい。復活までの間、この俺が相手だ!」
ヘリコローターからの突風で吹き飛ばされて距離を取られるも、再び高速移動しつつのミサイルを浴びせ相手を合体解除まで追い込んだが、ここでスタミナ切れを起こしたので戦闘を中断し東京湾へ一直線に向かい、海中の魚の群れを捕食する。
捕食中は無防備だったのでキラメイシルバーはブルー・ピンクと共に叩こうとしたが、これを見越していたガルザがベチャットを引き連れ妨害。その間にスタミナの回復を完了し活動を再開する。
これへ対してキラメイピンクはエクスプレスへ搭乗、相手に負けないスピードで反撃・追跡するが、モーターボートバスラはビルを潜る事でエクスプレスの足を止めその隙を不意打ちして撃退する。
程無く次はシルバーが繰り出したドリジャンに地中潜行していた所を強襲され、地中に逃げた所で追撃してきたギガントドリラーとの戦闘に入るも、持ち前の機動力を駆使した強襲で翻弄。そのまま地上に出ての戦いとなるも一方的に圧倒し、目からの強烈な破壊光線でドリジャンよりシルバーを追い出した後も容赦なく追撃、変身解除へと追い込んでしまう。
しかし止めを刺そうとした瞬間、ヌマージョの毒を浄化されて復活したアクアキラメイストーンがキラメイレッドを乗せて横槍を入れて来る。これよりまた地中潜行して逃げようとするも、レッドの閃きでアクアキラメイストーンは魔進ザビューンとなって同じく地中潜行で追い掛ける。
先程のビル潜りも同じ透過能力を発揮する相手には通じず振り切れないでいた所で、ザビューンのロレンチーニサーチで高速移動の要であるエンジンが弱点であるのを見抜かれ、それを攻撃で破壊された事で機動力を失い地上に放り出されてしまう。
そしてザビューンがエクスプレスと合体してキングエクスプレスザビューンを完成。それが放つ猛ラッシュの格闘に怯んだ所をジョーズアタックで殴り飛ばされ、レフトハンドスクリューで動きを止められた上でザビューントルネードカッターで滅多切りにされる。
最後はそのまま『ザビューンメガロブラスター』を浴びせられて敗北・爆散した。
大まかに船をモチーフにした戦隊怪人は多いがそのモチーフの大半は軍艦か帆船モチーフの場合が多く、モーターボートをモチーフにした怪人は恐らく今回が初。
『完全読本』によれば、最初は白いモーターボートだったが、黒色に変更・戦艦大和のように尖った船首に、といったオーダーの下、海賊帽の意匠を加えて悪そうなデザインになったとのこと。また、魚の形の目元や襟まわりの波しぶきは、邪面を出して地中を進むことを想定したジオラマ表現である。
ディーゼルバスラ:モーターボートバスラと同じ様にマイナーな乗り物(※こちらは列車)をモチーフとした邪面獣で素体がバスラという点も一致している。
リューグ・タマテバッコ:同じく地中を自在に泳ぐ能力を持つ戦隊怪人。ただし自前では無く所有する宝物の力による物。
エンジンバンキ:乗り物形態への変形能力を持つ戦隊怪人の先輩格。
軍艦仮面、ボートラー、帆船オルグ、クルーザ、ゴーストシップマイナソー:歴代船モチーフ戦隊怪人。
ガイガン:両腕の形状が一致。