ヘイアンキョウバスラ
へいあんきょうばすら
身長/50.3m
体重/1639.2t
闇獣/バスラ
邪面/平安京→碁盤の目のように雅に区画された、かつての地球の都
ハッシュタグ/#ヒャクニンイッシュ邪面 #平安京 #鳴くようぐいす平安京アタック #泣くよカップル卑怯者 #伝説の四巨神 #音速の巨神
クランチュラが、ブラックバスに似た闇獣・バスラに地球の古都「平安京」を模した邪面を被らせた邪面獣。
平安京の区画をイメージした碁盤の目の様な邪面に五重塔の様な二本の角を持ち、角の下のマス目には麻呂眉の様な丸い点も描かれている。
碁盤の目に五重塔・烏帽子と「平安京」から想像されるモチーフを組み込みながら、その五重塔を角に見立てる事により鬼の様にも見え、妖怪や陰陽師が跋扈し活躍した場所という妖しげな雰囲気も醸し出している。
また、素体のバスラの体型も含めて俯瞰すると狩衣を着て顔を烏帽子頭巾で覆った平安貴族(あるいは陰陽師や神道の宮司)の様にも見える。
邪面から基盤の目の様な結界を発生させて五重塔からの電撃で相手を挟み撃ちにする『鳴くようぐいす平安京アタック』が必殺技。更に邪面の表面へは乗用車等を貼り付けて人質にする事も可能。
対である邪面師ヒャクニンイッシュ邪面は闇エナジーを集め切る前に倒されたので、クランチュラが『闇の保険』で残りを補填した事で送り込まれ、碁盤の目状の魔法陣から生成された侵略ゲートから鐘の音を鳴らしながら出現。雅な音楽と百人一首の札が花吹雪の様に舞い落ちる中、優雅に一回転した。
対するキラメイジャーはキラメイジンを繰り出し対抗。これを一度跳ね除けた上で鳴くようぐいす平安京アタックを放ち怯ませる。するとそこへガルザがスモッグジョーキーで参戦、彼の思惑により戦場の近くでエンストして立ち往生する男女の乗った乗用車を邪面に張り付けられた。
しかしキラメイジャーは一瞬怯むも、すぐさま魔進エクスプレスを呼び出す。これへキラメイグリーンが搭乗してジョーキーを乗っ取り、キングエクスプレスを完成。そのスピードで貼り付けられた乗用車を掠め取って救助、地上へ下ろした。
そしてそのまま、スピード戦法が得意なグリーンはキングエクスプレスを操って高速連打を放つ。それにヘイアンキョウバスラは圧倒された上、ジョーキーチェーンソーの連続攻撃で滅多切りにされてしまう。
最後はその流れでキングエクスプレスバーンプラスターを喰らい、爆散した。
1つの都市(平安京)その物をモチーフとした戦隊怪人は極めて珍しく、『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場した暗黒種デーボス以来になる。ただしデーボスのモチーフはオズの魔法使いに出て来る架空の都市『エメラルドの都』であり、実在する都市モチーフとしてなら恐らく今回が初。
『完全読本』によれば、最初は烏帽子を被った般若の面をモチーフにしていたのだが、怪獣なので人間の顔はNGとされ、塚田英明プロデューサーの「平安京の碁盤の目で来るかと思った」という「挑戦状」から、碁盤の目、五重塔、烏帽子、麻呂眉、お歯黒の牙という要素でデザインされたとのこと。