名古屋鉄道7500系
7000系パノラマカーの改良型で定速度制御、回生ブレーキなどの新技術を採用した。また高速化に対応すべく全体的に車高が低く抑えられており客室の床面高さ990mm、運転台部分が飛び出て見えるのが特徴。最盛期には6両編成12本の計72両が在籍していた。
制御シークエンスが他の高性能車と全くと言っていいほど異なるため他系列との併結運転ができない、床を低く抑えた事で新バリアフリー基準のホーム高さ1070mmで建設された空港線に入線できない、ホームの嵩上げの障害になるなどの理由で2005年に全廃された。
晩年まで残っていたのは1988年から1991年にかけて行われた特別整備を受けた7501F、7503F、7505F、7507F、7509F、7511F、7513Fの7本で、7515F以降は特別整備を行わずパノラマSuper1030・1230系に機器を譲って廃車されている。
東京急行電鉄7500系
愛称TOQ i。老朽化した7200系デヤ7200・デヤ7290の置換え用として2012年に登場。電気・信号保安装置の検測を担う他、中間に7500系編入車サヤ7590を挟んだ軌道検測、ATCを持たない東急池上線・東急多摩川線用車両の長津田工場への入場回送などを担う。
ちなみに東急電鉄で初めて一般から愛称募集を行った車両である。
秩父鉄道7500系
東京急行電鉄から8090系の譲渡を受けた車両。老朽化した元国鉄101系の1000系電車の置換え用として2012年に登場した。
3両編成を組み、中間車はダブルパンタグラフとなっている。派生系列の7800系は2両編成。