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救国軍事会議(銀河英雄伝説)の編集履歴

2020-09-23 11:08:09 バージョン

救国軍事会議(銀河英雄伝説)

きゅうこくぐんじかいぎ

救国軍事会議とは、田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』に登場するクーデター組織。

概要

「救国軍事会議」とは、田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』に登場し、自由惑星同盟クーデターを起こした組織のことである。


宇宙暦797年、捕虜交換によりゴールデンバウム朝銀河帝国から帰国したアーサー・リンチ元少将は、ポピュリズムに走る最高評議会議長・ヨブ・トリューニヒト率いる政権に不満をもつ軍反主流派と接触、同盟にクーデターを起こす計画を打ち明けた。


リンチの計画によれば、クーデターの障害となりうる人物を排除すること、政権からトリューニヒト閥を追放することで全権を掌握、銀河帝国を打倒するまで政権を維持し、帝国打倒後、民政に移管する、。


排除計画にある人物

※クブルスリー、ビュコック、ヤン・ウェンリーに関してはクーデターに参加させる計画もあったが、反対する可能性も高いことから、クーデター計画から排除された。

結果、クブルスリーは「救国軍事会議」メンバーのアンドリュー・フォーク予備役准将に狙撃され入院、ビュコックは身柄を拘束され、ヤン・ウェンリーにはバグダッシュ中佐が監視役兼刺客として派遣された。

ほか、統合作戦本部次長・ドーソン大将、第1艦隊司令・パエッタ中将、ライオネル・モートン少将、ラルフ・カールセン少将らもクーデター終結後も変わらず現職にとどまっていることから、「救国軍事会議」には参加していなかったと思われる。

「救国軍事会議」メンバー


クーデター発生

宇宙暦797年4月、クーデターはフォーク予備役准将のクブルスリー大将狙撃から始まる。

事件後、反乱軍はトリューニヒトは逃すものの要人を逮捕・勾留し、同盟の要衝を次々に攻略、クーデターは成功するかに思えた。

しかし、イゼルローン駐留艦隊司令・ヤン・ウェンリー大将はクーデターに反対する意思を見せ、惑星ハイネセン侵攻を開始、反乱軍は唯一の実働部隊・第11艦隊を派遣するが、結局は敗れる。


この間、軍事クーデターに反対する市民は、評議会議員・ジェシカ・エドワーズのもと反クーデター集会を開催、当初は反乱軍も集会を黙認していたが、激高したクリスチアン大佐がエドワーズを撲殺、これが契機となって反乱軍は市民を武力鎮圧する挙に出た。


この事件により一気に民心は離反、静観していた前統合作戦本部総長・シドニー・シトレ元帥はヤン・ウェンリー大将を支持するにいたった。


宇宙暦797年7月、ヤン艦隊を間近に見上げた反乱軍は「アルテミスの首飾り」で最後の抵抗を試みるが失敗、エバンス大佐は住民を人質にすることを主張したがグリーンヒルは敗北を受け入れることを決断した。


ここでリンチは作戦計画書を見せ、思いがけない事実をメンバーに告白した。

「クーデターは門閥貴族との戦いを念頭に置く銀河帝国宇宙艦隊司令長官・ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥が計画したこと」「クーデターが帝国の野心家の道具になりさがっている」「おまえたちが恥をかくところを見たい」と言うことだった。


激高したグリーンヒルはリンチに銃を向けるが逆に射殺されてしまう。

その直後にリンチは他のメンバーに射殺され、作戦計画書は焼却されたという。


クーデター鎮圧後、地球教徒にかくまわれていたトリューヒトは無事な姿を見せ、彼らに感謝の意を示した。また後に、ベイ大佐はトリューニヒトが「救国軍事会議」に潜り込ませたスパイであることが発覚する。


関連タグ

銀河英雄伝説 自由惑星同盟 アーサー・リンチ

ヤン・ウェンリー クブルスリー アレクサンドル・ビュコック

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