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アンネローゼ・フォン・グリューネワルトの編集履歴

2020-09-27 02:46:43 バージョン

アンネローゼ・フォン・グリューネワルト

あんねろーぜふぉんぐりゅーねわると

田中芳樹による小説『銀河英雄伝説』の登場人物。

概要

CV:潘恵子(OVA)、村田博美(劇場版『黄金の翼』)、坂本真綾(Die Neue These)


ラインハルト・フォン・ローエングラムの5歳上のよりやや色の濃い金髪碧眼美しい女性で、早逝したの代わりに貴族とは名ばかりのミューゼル家を切り盛りしていた。

しかし、銀河帝国第36代皇帝フリードリヒ4世の命で「清純な野の花」を探していた役人の目に留まり、15歳の若さで寵姫公妾)として後宮に入りグリューネワルト伯爵夫人となる。この一件は、弟・ラインハルトとその親友であるジークフリード・キルヒアイスに帝位簒奪を決意させた。

皇帝の寵愛を受けても慎ましさや家庭的な性質は損なわれず、政治にも口を挟まなかったが、弟とキルヒアイスが軍人の道に進んだ後は、二人が共にいられるように取り計らっていた。


帝国政府首脳陣からは皇帝の寵愛を受けている立場であるアンネローゼが、政治に介入したり無理なワガママを一切せず慎ましい生活を許容している姿は好ましく思われており、彼女自身の評判は悪くなかった。ただし、門閥貴族の中には身分の低さやラインハルトに対する敵視からアンネローゼを疎ましく思う者が多く、極一部を除いた僅かな友人以外からは関わりを持たれる事はなく、彼女は常に孤立した立場に置かれた。

それだけならまだしも、嫉妬に狂ったかつての寵妃からは謀殺されそうになったりもしている。


一度も身籠らなかったのは、他の側室を幾人も出産で亡くしてしまった過去から、彼女まで喪うことを恐れたフリードリヒ4世の意向とされる。

またキルヒアイスの成長を見守るうち、彼への眼差しが「弟の親友」を越えたものに変わっていった節があったが、真相は有耶無耶なままである。


皇帝崩御により側室の身分から解放されたが、ガイエスブルク要塞の一件が原因で弟のもとを去る。ローエングラム王朝が成立し、皇帝の姉であるグリューネワルト大公妃となった後も、首都惑星「オーディン」の山奥で従卒の少年と余生を過ごしている。


ヒルダからは(ゴールデンバウム王朝の滅亡及びローエングラム王朝開闢の主因となったという意味において)「今日のこの状況を生み出した母体そのもの」、ユリアンからは「あの女性がいたからこそ、ラインハルトという巨星が銀河に輝き得た」と評され、ラインハルトやヤンとは違った意味ではあるが、間違いなく銀河の歴史を動かした人物の一人である。


作中の描写からどうしても(両陣営のヒロがただ守られるだけの女性ではないので余計に)「常に誰かから守られる女性」という印象を受けるが、柊館炎上事件の際には、侵入してきた地球教のテロリストに対し毅然とした口調で后妃の前からさがるように告げ、別のテロリストにはとっさに手近にあった金属製のスタンドを投げつけて救出に来たケスラーを援護するなど、いざという時の胆力も持ち合わせており、ヒルダからは「間違いなくあの方の姉君だわ」と驚嘆されている。


後世からはラインハルトの元を離れた事が批判対象になる事があるが、批判するのは必ず女性の歴史家という中々に興味深い事態となっている。


関連イラスト

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表記揺れ

アンネローゼ アンネローゼ・フォン・ミューゼル


関連タグ

田中芳樹 銀河英雄伝説

ラインハルト・フォン・ローエングラム ジークフリード・キルヒアイス アレクサンデル・ジークフリード・フォン・ローエングラム ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ


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