妖幻密使バンキュリア「これが本当の踊り食いだわねぇ…ムシャムシャやっちゃいな、マンティコア」
CV:無し
データ
得意能力:支配する踊り、毒たてがみの雨
ニックネーム:踊り食いのマンティコア
+α情報:頭部の固い殻のような鬣を飛ばして相手を攻撃する事もでき、この鬣は「蠍の様な猛毒を持つ」と言われている
概要
櫛の歯の如く並んだ鋭い歯を覗かせ、原典のマンティコアらしくライオンと蠍が混ざり合った様な醜悪な姿をしているが、頭部の鬣が何処となくインディアンの装飾を思わせ、顔もどちらかと言うとヒヒに近い。また、全体的に見ると甲殻類のディテールを彷彿とさせる。
身体をジャラジャラと弾き、頭部を太鼓の様に打ち鳴らす事によって不思議なメロディを奏でると共に、踊りの呪縛で獲物の動きを支配する能力を持つ。この「支配する踊り」の呪いに掛かった相手はメロディに合わせてマンティコアと同様に踊ることを強いられ、踊り疲れた頃には頭部から喰われてしまう。上記のバンキュリアの言葉通り、まさしく踊り食いをこの上無く地で行く捕食方法を取るその姿こそ、この冥獣が「踊り食いのマンティコア」と呼ばれる所以である。
相手を躍らせるだけが能では無く、戦闘では「毒たてがみの雨」と呼ばれる技で攻撃して来る他、両手からエネルギー弾を放つ事も出来る。
活躍
地上界に出現すると、支配する踊りで人々を踊らせての捕食に掛かる。そして林で青年を食べようとした所、マジレンジャーが駆け付けた為に交戦。
最初はブルー以外の4人を相手取るマンティコアだったが、戦いの最中にブルー目掛けて襲い掛かる。するとイエローからマジスティックボウガンの射撃を撃ち込まれた為、怯んでそのまま素早い逃げ足で撤退する。
再戦時にはブルーとピンク以外の3人を毒たてがみの雨で攻撃するも、駆け付けたピンクが変身した暖簾で弾き返される。
すると今度は支配する踊りで4人を変身解除に追い込み、そのまま芳香を捕食しようとするも、其処へ麗が駆け付けて阻まれた挙句、魔法のポンポンを装着したブルーとピンクによるマジカルシスターズの魅惑のダンスに逆に踊らされた挙句に倒される。
巨大戦ではマジフェニックスとマジドラゴンを両手からのエネルギー弾で迎え撃つが、最期はマジカルドラゴンシュートを喰らい爆散した。
余談
モチーフはマンティコア。
『百化繚乱[下之巻]』のデザイン画では、腰回りと両膝に髑髏が見られるが実際の造形ではオミットされた模様。尚、デザイナーの篠原保氏は同書にて「当初は『リアルな猿の顔を持ち、ネイティブアメリカン風の呪術師』のような怖いイメージで描いたが、『もう少し怖くない方向にし、特定の民族っぽい雰囲気はNG』(本人曰く「当然」)という指示が出た為に甲殻類っぽい意匠で纏めた」とコメントしている。
マンティコアの登場したStage8には、『爆竜戦隊アバレンジャー』の今中笑里役の西島未智女史が女優役としてゲスト出演している。
関連タグ
マンティコア(ファントム):『仮面ライダーウィザード』に登場するマンティコア繋がりのライダー怪人。