「ドーブー教が数百年にわたって作り出した牙団の秘宝『猛毒キバ』!貴様も白骨になれ!」
『仮面ライダーV3』第31話『呪いの大幹部 キバ男爵出現‼』登場
概要
結託部族第一陣“キバ一族”第1の戦士である猪型改造人間。棺の中で眠っていたが、キバ男爵の命により甦った。
なお、30話の終盤においてドクトルGの死後第2次攻勢をかけると宣言した首領の言葉に応えるように姿を現した謎の怪人の正体でもある。
鳴き声は「ブアァー!」。
“ドーブー教”の『悪魔の太鼓』の音をエネルギー源としており、牙を人間に突き立てて吸血を行うのと同時に猛毒を注入して犠牲者に“ドーブー教”の呪いを掛けて白骨化させ、白骨死体へと変えた犠牲者を“ドーブー教”の魔術を用いて生前の姿で操る能力を持つ。
また、犠牲者の姿に化ける事もできる。
戦闘時には戦車を持ち上げるとされる自慢の怪力と、時速500㎞のスピードを活かし、一抱えもある巨大な牙を両脇に抱えて相手に突進する『秘儀・猛毒キバ』を用いて敵に襲いかかり、崖下へと転落した相手を大地を揺らして生き埋めにしてしまう戦法を得意としている。
皮膚は鋼のように強固で、全速力でビルに衝突しても逆にビルの方が崩れると言われているが後述の宮田家の正門を破る事が出来なかった。
山梨県のとある村を襲撃し、少年ライダー隊員の宮田トシ子とその母親以外の村人たち全員をその手に掛けて自身の傀儡に仕立て上げると、母親を人質にトシ子を利用してV3をおびき寄せ抹殺を目論む。
首尾よくV3を捕らえて磔にし、火あぶりにしようとしたがV3は愛車ハリケーンを召喚して脱出してしまう。
最後は森に隠してあった“悪魔の太鼓”の音色を送る自身の棺を破壊されエネルギー源を絶たれて大幅に弱体化した所へ『V3フライングキック』を受け、体がドロドロに溶解し爆死した。
なお、怪人の死によって“ドーブー教”の呪いは解け、村人たちも元の姿へと戻った。
派生作品
すがやみつるの漫画版では鬼火セイウチと共に出現しV3に暴行を働いたが、すぐに返り討ちにされた。
『仮面ライダーSPIRITS』ではデストロンの四国制圧作戦に参加する怪人の一体として復活。
キバ男爵と共に香川県をほぼ制圧したが、風見志郎の挑発に乗ったユキオオカミのウルトラブリザードを誤って浴びてしまい、凍死した。
関連項目
キバ一族 デストロン怪人 デストロン 猪 仮面ライダーV3 ジシャクイノシシ:同じ組織のイノシシ怪人。 ガニコウモル/サボテンバット:同じ生物を素材に使った同じ組織の怪人