ゴモリュウ
ごもりゅう
概要
ヨドンヘイムが使役する生物兵器・邪面獣の素体である闇獣の一種で、地球のコウモリダコに似た羽根びれ及び8本の足、とコウモリの耳のような音波発生器官を持つ闇獣。
他の邪面獣より二回り程大柄な体躯を持ち、横幅の広い胴体とそれを覆い隠せる両腕の翼が目立つ。屈強な両足をガニ股にして直立する姿とシルエットが邪悪なドラゴンも思わせ、強大さと威圧感に溢れる。
両肩より隆起した、第二・三の口や頭部にも見える音波発生器官より放つ破壊音波が主な攻撃手段で、単純な破壊力は勿論の事、これを浴びせたキラメイ魔進達の輝きを淀ませて弱体化させる能力を有する。
翼を羽ばたかせて発生させた暴風で建造物を破壊、その瓦礫を敵に浴びせる牽制攻撃を使える知性も有しており、総合的な実力は闇獣の中でもトップクラス。反面安易に戦力投入は出来ない様で、侵略作戦への使用にはヨドン皇帝の許可を必要としているらしい。
該当邪面獣一覧
エピソード | 邪面獣名 | 邪面 | 固有能力 | ゲート担当邪面師 |
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28~29 | プロジェクターゴモリュウ | プロジェクター | 画像投影による光学迷彩 | ヨドンヌ |
余談
コウモリモチーフの戦隊怪人は多く、『特捜戦隊デカレンジャー』のエージェント・アブレラの様にラスボスを務めた例もあるが、コウモリダコをモチーフにした戦隊人はこのゴモリュウ系が初。
ただし、他の闇獣のモチーフとは違い絶滅の危機は少なく、それどころか人間の忌避する害虫を捕食する益獣であるが、同時に感染症を引き起こすウィルスの媒介役としても知られておりコウモリダコの学名『ヴァンピロテウティス・インフェルナリス』が「吸血コウモリ」の意味を持ちその死体をモチーフにした『マリンスノー(プランクトンの残骸)』が主食にするためマリンスノー=クリスタリアの人々を捕食した理由も考えられる。
また、人々の間に流布するコウモリの邪悪なイメージは、ホラー映画等創作での描かれ方も大きいのだが、そう考えれば創作内の生物=幻獣の中でもトップクラスの存在であるドラゴンと掛け合わされたゴモリュウのデザインは意味深長でもある。
本編やスーツの造形から分かるように、二名のスーツアクターが演じている(他作品だと『ウルトラシリーズ』のペスターやメンジュラと同じ造形)。