概要
地球のコウモリダコのような羽根びれを持ち、両肩は強力な音波を発生させる器官になっている。素顔は不明なまま終わってしまった。
他の邪面獣より二回り程大柄な体躯を持ち、横幅の広い胴体とそれを覆い隠せる両腕の翼が目立つ。屈強な両足をガニ股にして直立する姿とシルエットが邪悪なドラゴンも思わせ、強大さと威圧感に溢れる。
巨体ながら翼と腿の噴射機構4基を駆使した高速ジェット飛行が可能。
両肩より隆起した、第二・三の口や頭部にも見える音波発生器官より放つ『地獄衝撃波』が主な攻撃手段で、単純な破壊力は勿論の事、これを浴びせたキラメイ魔進達の輝きを淀ませて弱体化させる能力を有する。
翼を羽ばたかせて発生させた暴風で建造物を破壊、その瓦礫を敵に浴びせる牽制攻撃を使える知性も有しており、総合的な実力は闇獣の中でもトップクラス。しかし侵略作戦への使用にはなぜかヨドン皇帝の許可を必要としているらしく、おいそれと召喚できる闇獣ではないようだ。
該当邪面獣一覧
エピソード | 邪面獣名 | 邪面 | 固有能力 | ゲート担当 |
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28・29 | プロジェクターゴモリュウ | プロジェクター | 画像投映による光学迷彩 | - |
36 | ターンテーブルゴモリュウ | ターンテーブル | クランチュラップ、淀んだムード、刻んだビート | クランチュラ |
余談
カラーリングで誤解されがちだが、あくまでモチーフはコウモリではなくコウモリダコ。また、『完全読本』によれば、当初はコウモリモチーフというオーダーだった。
コウモリダコのモチーフの戦隊怪人はこのゴモリュウが初。
また、コウモリダコの名前の由来である、人々の間に流布するコウモリの邪悪なイメージは、ホラー映画等創作での描かれ方も大きいのだが、そう考えれば創作内の生物=幻獣の中でもトップクラスの存在であるドラゴンと掛け合わされたゴモリュウのデザインは意味深でもある。
本編やスーツの造形から分かる様に、二名のスーツアクターが演じている(他作品だと『ウルトラシリーズ』のペスターやメンジュラと同じ造形)。
関連タグ
カニカンス-超電子バイオマンの劇場版に登場したメカジャイガン。ゴモリュウと同様にスーツアクターが横並びになって演じている巨大戦力の先輩。