概要
本編ストーリー(各特異点・異聞帯)や一部の期間限定イベントをクリアした際に獲得できる聖杯(アートグラフ)を消費する事で、最終再臨時の最大レベルを超えてレベル限界を解放できるシステム。
マシュ・キリエライトを除く全てのサーヴァントに対して使用可能で、レアリティに関係なく最大100にすることができる。ただし、レアリティが低いサーヴァントの場合、レベル100にするまでにはより多くの聖杯が必要になる。
最大レベルが上がると、セイントグラフの枠の色が、その最大レベルを本来持つレアリティの色になる。そしてレアリティを示す星の中央に聖杯のマークがつく。
この聖杯はアンリマユだけ聖杯転臨すると例外的に黒色になる。
☆2以下のサーヴァントはLv最大値が70まで上がり、☆3~4のサーヴァントに使うと1個につき5上がる。
しかし90を超えて上げようとすると1個あたりの上昇値は2になり、効率が大きく落ちる。
さらに最大レベルが多いほど、実行に必要なQPも増大するため、レベル98から100に上げるためには1300万ものQPが必要になる。
効率的な戦力増強という面だけで言えば、目ぼしいスキル・宝具を持った☆3~4のサーヴァントをレベル90になるまで強化していくのが有効である。
だが、手間ひま掛かるがゆえに、聖杯転臨を行うことは「そのサーヴァントへに対するマスターの愛情」を示す一つのステータスとみることが出来る。
もちろん数が有限とはいえ聖杯の使い方は人それぞれなので、上述のようにレアリティの低さを補うために使う人はもちろん、ストーリー攻略や難敵撃破に活躍してくれたサーヴァントにご褒美としてあげる人、周回の効率を上げるために有用な宝具を持つサーヴァントに使う人、人さらには自分の推しサーヴァントが未実装なのでいつ来ても良いようにと聖杯やQPを溜め込んでいる人もいる。
Lv100まで到達していて、かつフレンド貸出で自由枠(トップの枠)に据えられているサーヴァントを見たら、それはそのマスターが手塩にかけて育て上げた最愛のサーヴァントと思ってまず間違いないだろう。
効果
最大レベルが上がるということは当然、HPとATKの最大値も増える。しかも聖杯転臨をしても編成コストはそのまま。
そのかわりコストの低いサーヴァントとコストの高いサーヴァントが両方レベル100になった場合も、HPとATKは高レア英霊のほうが高くなる。
おおよその目安として――
- ☆3(上限70レベル)をレベル90まで上げた場合のHP・ATKは☆4のレベル80時の平均ステータスとほぼ同じ、
- ☆4(上限レベル80)のレベル100は☆5のレベル90時の平均ステータスとほぼ同じとなる。
- つまり、本来のレベル上限から20底上げすると、一つ上のレアリティ並みのステータスになるという事である。
- ☆5のサーヴァントをレベル100に育てた場合はすさまじいステータスになる。(限界値のさらに一段階上に到達可能)
こうした要素から、「性能の高い☆4~5の地位を盤石にする」か、「☆3以下の伸び代を増やして活躍の場を増やす」かでも、マスターの戦略的な采配が問われる要素が含まれる。
それでも第一義は「お気に入りのサーヴァントをもっと強くしたい」という愛情で問題ない。
- アーケード版では撃破時に相手のゲージが増加するというデメリットが存在する(これを回避する概念礼装は存在するが…)
ので聖杯転臨は慎重に検討すべき。
Lv100にすると完全に紐づけされた聖杯転臨Fatalカードが発行される。(初期不良を除いて再発行できないので紛失などしないように)
レベル100までの必要聖杯数
- ☆0~2:10個
- ☆3:9個
- ☆4:7個
- ☆5:5個
余談
聖杯ランキング
前述した戦略的要素だけでなく、キャラ人気などでも聖杯をささげられるサーヴァントは変わるわけであるが、公式でもある程度聖杯が使われた数をカウントしており、屋外で大型イベントが開催された際などに発表されることがある。
これまでに公式発表された聖杯ランキングは以下の通り。
※いずれも年内に新規実装されたサーヴァントに限り(2019年は1月~7月)、2016年までに実装済みのサーヴァントは含まない。
これを見れば、聖杯ランキングとは、すなわちキャラ人気ランキングほぼそのものであることがお分かりいただけるだろう。
特に岡田以蔵・沖田オルタ・長尾景虎はいずれも復刻・派生の多い「ぐだぐだ~」イベント実装組であり、イベントの注目度も人気の一因と言える。
聖杯の配布について
システム実装当初は聖杯の配布を渋っている傾向があり、大型イベントであっても手に入らない場合が度々あった。
だが、次第に配布機会が多くなっていき、特に「旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ」は奈須きのこからの鶴の一声で報酬に追加された。
そして、2020年はなんと正月三が日のログインボーナスで配られた。