「クィブラーはいかが?」
概要
1981年2月13日生まれ。ホグワーツ魔法魔術学校のレイブンクロー寮に所属する女子生徒。主人公であるハリー・ポッターの1年後輩。
父のゼノフィリウス・ラブグッドは雑誌「ザ・クィブラー(The Quibbler)」の編集長を務め、ルーナは彼の影響で実在しない魔法動物の存在も信じ切っている。
母のパンドラは優秀な魔女だったが、ある日実験に失敗して死別する。ルーナは当時7歳だった(映画では9歳)。これが原因で「死」を目撃した者だけに見えるセストラルを目視できるように。
穏やかでマイペースな性格。しかし空想的で現実離れした言動も多く、周囲には「ルーニー」(不思議ちゃん)と呼ばれている。学校では靴隠しなどのいじめを受けるが、本人は特に気にしていない様子。映画では「ナーグル(実在しない魔法生物)のせいだろう」と割り切っていた。
友人のジニー・ウィーズリーの紹介でハリー、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトムと知り合い、ダンブルドア軍団の結成にも参加する。
その後もハリー達と共に死喰い人との戦いや抵抗運動を繰り広げ、ホグワーツの最終決戦にも参加し、最後まで生き残った。
卒業後は魔法生物学者となり、多くの新種の動物を発見・分類した。また、『幻の動物とその生息地』の著者ニュート・スキャマンダーの孫で、魔法生物学者のロルフ・スキャマンダーと結婚。双子の男児ローカンとライサンダーを儲ける。映画版ではネビル・ロングボトムから好意を持たれているような描写が見られた。
余談
映画版でルーナを演じたイヴァナ・リンチはそれまで演技経験がなく、小さな村に住むハリー・ポッターファンの少女だった。しかし、原作者に少々自虐も含めたファンレターを送ったところ「小さな村出身だからって諦めずにオーディション受けにおいで(意訳)」と言われて参加し、結果的に大好きだったルーナの役を勝ち取る。まさにシンデレラストーリーとはこのこと。選考に当たったプロデューサー曰く「他の候補者はルーナを演じる事が出来たが、彼女はルーナだった」。