You Can't Kill Me!(お前に俺は殺せねえ!)
概要
CV | James C. Burns(ジェームズ・C・バーンズ) (CoD:BO1、BOD、2、4) |
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BOCW | Damon Victor Allen(デイモン・ヴィクター・アレン) |
MW | Lakota Ryan(ラコタ・ライアン) |
吹替 | 小山力也(BO1、BOD、BO2) |
BOCW吹替 | 星野貴紀 |
生年月日 | 1930年3月20日 |
血液型 | B̠-(CoD:MW) |
階級 | 曹長 |
身長 | 183cm |
体重 | 86kg |
アメリカ海兵隊の曹長。男性。(原語はマスターサージェントな為、軍曹でも間違いはないが日本語ではマスターサージェントは曹長であるため地味な食い違いがある。)
メイソンらと共にCIAの工作員としてOP40やMACV-SOGに所属していた。
軍人としての階級は大尉であるメイソンと比べるとかなり低いが、CIAの特殊部隊では表向きの階級は関係ない為、彼が指揮することが多い。
上部組織としてのCIAを嫌っており、メイソンと共に現地を訪れた情報員のハドソンをガン無視した。
メイソンと共にベトコンに捕らえられても機転を利かせてその場を無傷で乗り切る、空軍出身ではないにも関わらず軍用ヘリを操縦できる等、兵士としてかなり優れた素質を持つ。
仲間思いであり、ウィーバーをメイソンと助けたり、ボウマンを殺害された際にはその後にソ連軍の士官を殺した際、「ボウマンの為に。」と言っている。
クラフチェンコを殺害しようとして道連れになるも実際には生き延びていた。
BODにおいて
生き残ったウッズは1975年にCIAに復帰した。
その後、部下を殺されたものの、ICBMの発射を止めるという英雄的な活躍を見せた。
BO2の過去編において
ラウル・メネンデスによって捕らえられて拷問を受け、更に目の前で部下を殺された上にコンテナの中に放置され極限状態の中で脱水症状と飢餓で死にかけるも、メイソンとハドソンによって救出された。
その恨みからメネンデスに対する異常なまでの復讐心を持つようになり、それにより僅か2か月後に前線に復帰した。
中国と協力してのアフガニスタン侵攻の際にUNITAにメイソンと接近し、その過程でクラフチェンコに引導を渡す。
(プレイヤーの選択によってはレズノフの洗脳がまだ解けていないメイソンに射殺される。)
しかしその直後に裏切りに遭い、メイソンやハドソン共々砂漠に捨てられたものの、現地を通りかかった何者かに命を救われた。
(メイソンの視点からはレズノフに見えていた。)
その後、ラウル・メネンデスへの邸宅の攻撃が許可され、メネンデスを追い詰めるが復讐心に燃えるあまり、手榴弾を投げ込んだ際に
誤ってメネンデスの妹であるジョセフィーナを殺害。これによって彼はメネンデスによる復讐の対象者となってしまった。この出来事は彼も悔やみ続けている。
そしてその後メイソンと共にマヌエル・ノリエガを捕縛する為、任務に派遣された。
ノリエガを捕らえ、メネンデスと会合を開くように言われそこでバレットM82A1を渡され「重要ターゲット」を狙撃するように言われる。
きな臭さを感じながらもそのターゲットがメネンデスと言われ、狙撃を行ったが……
BO2の2025年時点では
御年95歳の長寿なおじいちゃんになり、脚が悪くなっているため車いすに乗っている。
暴漢に襲われて亡くなったメイソンの代わりにデイビッドの父親代わりとなった。
2025年時点ではデイビッドの前で80年代を思い出していくのがBO2過去編のキャンペーンの内容である。
SUFFER WITH ME(共に苦しめ)
実はメイソンが殺されたのは「暴漢に襲われたから」ではなく「ウッズがメネンデスに騙された結果殺してしまった」のである。
その後彼は捕らえられ、ハドソンとデイビッドと共にメネンデスに命を握られる。
ハドソンはデイビッドとウッズを守るため、自ら犠牲となりメネンデスに首の動脈を切られて死亡し、デイビッドはショックでその記憶を失い、ウッズは両足の膝をSPAS-12で撃たれ、歩けなくなったのである。
結果、名誉除隊し、その後、戦友を誤って殺した罪滅ぼしの為、他に行く先が無かったデイビッドを引き取ったのが事の顛末であった。
BO2のその後。
エンディングによってはハドソン同様、メネンデスに首を切られ殺されてしまう。
また、メイソンを狙撃する際に「よく頭を狙え」といわれるのだが頭以外を撃つとメイソンは生存し、エンディング後にデイビッドと共に36年ぶりに再会を果たすことができる。
BO4において
発売前、ファンからウッズの登場の希望は彼を演じたJames C. Burns氏が「呼ばれてはいない。」と否定していたがそのあとにオファーが来たようで再登場する。
未来の技術でメイソンらと共に、機械の中で再現されたAIとして復活する。
AIが作られた2045年にはもう115歳であり、おそらく現実世界では老衰で死亡している可能性が高い。
BO4のスペシャリストたちを鍛える訓練プログラム(マルチプレイヤー)のチュートリアルで彼らの指導をする。ブラックアウトでも解除すれば若い頃のウッズが使え、ブラックオプスパス購入者にはおじいちゃんウッズことアンクル・フランクも使用可能である。
BO2の2025年からさらに老けた姿らしく、鼻に呼吸用のチューブまで刺さっているが普通にハンデなく戦うことができる。高性能じいちゃん。
若ウッズの解除条件はかなり厳しくアイテム「ウッズのバンダナ」を拾った後、一分以上ヘリコプターで飛行し、優勝しなくてはならない。
CoD:MWにて
BOCWが発表された際に記念として数日間のみウォーゾーンで出会うことができ、彼に話しかけるとSKSの設計図がもらえる。
(おそらくBOCWの時代背景にゆかりある武器にしたかったのだろう。)
その後、BOCWの予約特典としてDEMON DOGSのオペレーターとして使用することが可能になった。
過去にはBO4でプライス大尉が使えるようになったがブラックアウトのみであったため、非常に優遇されているといえる。
MWの2020年現在では、ウッズは本来90歳であるが、外見は40~50代であり、おそらくオリジナルのBOとは違う、MWの世界でのウッズなのだと思われる。
プロフィールで語られる経歴はオリジナルと全く同じであるがMAC-VSOGやOP40に所属していたという記述はない。
また、BOCWとのWARZONEの統合化が行われ、BOCWのウッズも使用可能になったが、このウッズとは別人扱いであり、デザインも微妙に違い声優も異なり、MWのウッズの方がBOより体格ががっしりした印象がある。BOCWのウッズがマルチで使えないのに対し、このウッズはマルチでも使用できるため、やはりこのウッズはMW世界のウッズなのだろう。
もちろんWARZONEでBOCWのウッズと一緒に戦うこともでき、キャラ被りしないダブルウッズも可能。
とどめの一撃にはバリスティックナイフを使用しており、BOシリーズのファンはにやりとさせられることだろう。
またもう一つの特典として旧式のM16に似せたカスタムのM4設計図も付属した。
また、MWではオペレーター全員が30キルすれば戦術核が使用できるのだがBOシリーズでICBMを必死に止めていた事を考えるとかなり皮肉である。
CoD:BOCWにて(ネタバレあり)
アドラーやメイソン、ベルらと共に作戦をこなす。
終盤の選択肢によってはプレイヤーキャラであるベルにメイソンと共に射殺or刺殺されてしまうが、このエンディングだとBO2に繋がらなくなる為、例えるならバイオハザードORCのような非正史展開である。ちなみに他キャラと同じくブルータルキルもできる。(敵を盾にできるのを利用してメイソンを盾にしてウッズに殺させる外道プレイも可能。)
今作でもフィジカルの強さは高く、ベルを何度か窮地から救っている。(その割には上記のシーンで簡単に殺せる。)
ソ連のアメリカ侵攻を過程した訓練施設に入る時、入り口にあったマネキンを人と勘違いして殴りつけ、途中でマネキンだと気づき「誰にも言うなよ。」とベルに告げる少しお茶目なシーンがある。
マルチプレイヤーではオペレーターとして登場し、5連続キルを15回クリアすると解除される。
この条件は上述の「You Can't Kill Me!」から来たものだろう。
また、プロフィールによれば「路上で育ったために自力本願の一匹狼に育った。」ことが明かされた。
ゾンビモードでもアドラーらと同じくマルチで解除すれば使用可能であり、拳銃に対して「二挺拳銃にできないか?」と言ったり機関銃を好んだりと過去作のゾンビキャラを思い出すような言動をする。
スナイパーライフルやショットガンを「俺のスタイルじゃない。」「落ち着いて狙う物が俺に合うと思うか?」等、嫌っているようだが上述のBO2の事を考えるとそういうことなのだろう。
BOCWのマルチプレイヤーのオペレーターは1984年時点で軒並み30、40代が多いが彼は唯一の50代であり最高齢である。それでも他のオペレーターと衰えなく張り合えるのは流石ウッズと言うべきか。
主な使用銃器
初期型のM16
M203付きやコルトスコープ付きを使用。
Commando
キービジュアルにて持っている。
MP5K
ウィーバー救出の際に使用。
M82A1
BO2で使用。結果は上記に。
XM4
BOCWキービジュアル等で所持。ダストカバーに「This is My Rifle」の刻印有り。
Ak5
BOCWのPVやマルチの待機画面で所持。
Old Faithful
BOCWの予約特典で使用できるM4A1設計図。
カスタムや刻印が旧型のM16風である。
メダリオンや装飾風の刻印が右側面になされている。
ダストカバーには「1966~20XX」と刻印が入っており、
色々な場所に「秋」を意味するAutumnの文字がある。
これはおそらくBOCWの発売時期を表していると思われる。
小ネタ
- BO2過去編でのウッズの服装は映画「プレデター」においてアーノルド・シュワルツェネッガーが演じていた特殊部隊指揮官ダッチ少佐と全く同じ姿をしている。
- BO2の過去編ミッションでは使用キャラはメイソンであり、ウッズはNPCだったが、SufferWithMeでは操作するキャラが急にウッズに変わるため、MW3の最終ステージをプレイした人間や、BO1のディミトリを見てきたプレイヤーならおそらく嫌な予感がしたであろう。これにより、FPSで今まで操作してた操作してたキャラが急に使用できなくなるのは一種の死亡フラグであると認識されるようになった。
- BO2では何故か海兵隊であるウッズの部屋にSEALsの勲章が飾られている。
- 息子替わりに育てたデイビッドは2025年ではDEVGRUの隊員であり、階級も父親より一つ上の少佐となっているなどかなり逞しくなった。
- BO2のエンディング後のおまけムービーでは95歳のおじいちゃんウッズがシニスター・ゲイツやM.シャドウズと組み、コルディス・ダイというロックバンドのドラム役となり、メネンデスが気弱なボーカルというカオスなムービーが見られる。また、車いすから普通に立ち上がり、メネンデスに「立てるの!?」と言われる。(原語版ではWhat the Fuck!?)またこのムービーではウッズはメネンデスの事を「メネちん」と呼ぶ。本編のシリアスな内容とは180度違う世界を見ることができる。
- 彼の名言である「You Can't Kill Me!」は日本語版では「殺してみろ!」BO2では「俺は殺せねえ」と別で訳されている上、微妙に意味が違うため吹き替え版でプレイしたプレイヤーはこのセリフを知らない人も多い。またこのセリフはBO4のアンクル・フランクやMW版のウッズもセリフとして使っている。
- その人気の高さから2010年のスパイクビデオゲームアワードで「年間最優秀ビデオゲームキャラクター」に選ばれた。
- BOCWキャンペーンのステージの一つ、「冷戦の残響」にて「"I'm a goddamn onion, Mason."」(日本語版は無難に「メイソン、俺は凄い男なんだぞ。覚えとけ。」と訳されている。)というセリフがあるのだが「onion」は「タマネギ」の他に「何かに精通している」というスラング的な意味があり、この場合は「隠密作戦に精通している」といった感じの意味なのだが「know one's 」を略したせいで「俺はクソみたいなタマネギだ。」と言っていると捉えられてしまい、海外でネタにされ、元々ウッズを演じていたJames C. Burns氏もネタにしている。
- ウッズを演じたJames C. Burns氏はかなりこの役に思い入れが深いらしく、自らyoutubeチャンネルで当時のモーションキャプチャーの動画を出したり、TwitterでもBOCWでウッズを演じていないことをファンに指摘されて「謎だ。」と言っている。しかし、後任のDamon Victor Allen氏はかなり演技をBurns氏に似せているため、吹き替えではなく字幕でプレイしていればウッズのキャスティング変更の違和感は少ないだろう。
- James C. Burns氏の出演している映画は日本ではそもそもローカライズされていないことが多く、日本で彼の活躍を見られる映画は木村拓哉主演の邦画であるHERO、実写版一作目のトランスフォーマーのエアフォースワンを護衛していたモブのシークレットサービス、若しくはエイリアンシリーズのショートフィルムであるAlien: Harvestの最初にエイリアンに殺されるスタージス役程度しかない。また、彼は海外版龍が如く7にて渡瀬勝の英語吹替も行っている。
- 2010年ではJames C. Burns名義でYoutubeでモーションキャプチャー等の映像を投稿していたが、2020年に入ってからはチャンネル名をSARGE'S CORNER(軍曹のコーナー)と名前を変え、配信などを行っている。