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東北地域本社色の編集履歴

2021-01-05 11:15:41 バージョン

東北地域本社色

とうほくちいきほんしゃしょく

JR東日本の仙台地区を走る鉄道車両に見られる塗装の一種。

概要

JR東日本仙台支社管内(宮城県福島県)の一部車両に採用される車体色である。

車両の分類によって同じ名称ながら塗装が異なるため、本記事では区分ごとに分けて解説する。


気動車

メイン画像のとおり、上半分が白、下半分が緑、真ん中に濃緑のラインが入る。

いわゆる「東北色」といえばこちらを指すことが多い。

当初は小牛田運輸区所属の車両のみがこの塗色だったため「小牛田色」とも呼ばれていた。


1990年代以降、主にキハ58系列キハ40系列などに採用され、石巻線只見線などでその姿が見られた。

キハ110系などの登場に伴いこの塗色の車両は徐々に減り、2015年には小牛田運輸区からも消滅。同塗色のキハ40系列が最後に残った只見線でも2020年に置き換えが行われ、オリジナルの東北色はJR線上から姿を消すこととなった。2020年10月現在、同線引退後小湊鉄道に譲渡されたキハ40系2両のみがこの塗色である。

なお、この配色そのものは只見線の置き換え用に投入されたキハE120形に、「只見線のイメージカラー」としてほぼそのまま引き継がれている


電車

シティラビット!


国鉄民営化直前の1980年代から仙台地区に導入された車体色で、またの名を「グリーンライナー色」。

その名の通り、白地に濃緑色の帯が窓の下に一本だけ入るという、どこか見覚えのあるシンプルなデザインが特徴。

当初は715系に採用され、その後417系455系などの他の車両も順次この塗色に塗り替えられた。

719系以降のステンレス車両では仙台色(後述)が採用されたこともあってか、こちらは他形式に引き継がれることなく、この塗色の車両すべてが2000年代後半までに営業運転から離脱した。

訓練用機械として唯一残っていた417系1編成も2019年に退役し、それに伴いこの塗色は過去帳入りとなっている。


仙台色

国鉄民営化後の仙台地区において、719系以降のステンレス車両に導入された帯色である。

715系などに導入された東北色に似ているが、窓下の緑帯の上に細い白帯と赤帯が追加されている。大まかなイメージとしてはJR宇都宮線の車両のそれにも近い。

ぷれはぶ719系

719系・701系のものは車体前面の帯が緑一本だけで、この点では東北色に似たものとなっている。2本目の帯の色は赤で、「仙台色」というとこちらを指すことが多い。よく似たものとして、奥羽本線山形線)で採用される山形色があり、こちらは赤帯の代わりにベニバナ色が入る。

719系さん


2007年に登場したE721系0番台では車体前面にも赤帯が追加されたほか、屋根周りにも緑帯が一本追加されている。帯の色は701系までと同様だったが、2016年に登場した1000番台は赤帯の代わりに桜色の帯が入り、カラーバリエーションが増えた。

E721系(台車なし)

似た色のものにE721系500番台(仙台空港アクセス線用)があるが、こちらは屋根周りの帯や窓下の帯が青い上に白帯が無く、さらに車体前面も帯ではなく緑色の模様が採用されているため、0番台などとはだいぶ印象が異なる。


関連項目

JR東日本

東北地方 仙台

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