東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の仙台駅(宮城県仙台市青葉区)と、仙台空港鉄道仙台空港線の仙台空港駅(名取市)を結ぶ列車の運行系統名。
本記事では仙台空港鉄道が運営する路線の「仙台空港線」及び運行系統名の「仙台空港アクセス線」について記載する。
路線データ
運行系統名 | 仙台空港アクセス線 |
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正式名称 |
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ラインカラー |
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路線距離 |
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軌間 | 1,067mm |
駅数 |
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最高速度 |
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電化区間 | 全線(交流20,000V) |
複線区間 | 仙台〜名取 |
単線区間 | 名取〜仙台空港 |
閉塞方式 |
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保安装置 | ATS-Ps |
運転指令所 |
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大都市近郊区間 | 仙台近郊区間:仙台〜名取 |
特定都市制度適用区間 | 仙台市内:仙台〜南仙台 |
ICカード乗車券エリア | Suica仙台エリア:全線 |
第一種鉄道事業者 |
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路線概要
2007年(平成19年)3月18日に仙台空港に向かう唯一の鉄道路線として仙台空港鉄道仙台空港線名取駅〜仙台空港駅間が開業し、同日からJR東北本線と仙台空港線で直通運転を行う列車系統として運行を開始した。
愛称は仙台空港鉄道単独のものではなく、JR東日本区間も含めて使用されている。
仙台空港線の起点は名取駅だが、東北本線に合わせて仙台空港駅から仙台駅へ向かう列車を下り、逆を上りとして案内している。但し路線図等では仙台駅から仙台空港駅へ向かうように描かれている。
全列車でワンマン運転を実施しており、名取駅での乗務員交代は行わず両社の乗務員が全区間乗務する。
全線が交通系ICカード乗車券「Suica」の仙台エリアに含まれている。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の地震及び津波で甚大な被害を受け、長期間の運休を余儀なくされた。
利用者数は震災発生年を除いて年々増加傾向にあり、仙台空港線においては2018年(平成30年)度に開業以来初となる営業黒字を達成した。
沿革
- 2007年3月18日:仙台空港鉄道仙台空港線名取駅〜仙台空港駅間開業。杜せきのした駅、美田園駅、仙台空港駅及びJR東日本東北本線太子堂駅開業。仙台空港アクセス線として東北本線仙台駅〜仙台空港線仙台空港駅間の直通列車の運行開始。
- 2011年3月11日:東日本大震災により被災し全線で運転見合わせ。
- 2011年7月23日:名取駅〜美田園駅間運転再開及び仙台駅まで直通運転再開。
- 2011年10月1日:全線運転再開。
運行形態
運転間隔は概ね20〜40分に1本で、全列車が仙台駅〜仙台空港駅間で運行される。
駅一覧
●:停車 レ:通過
使用車両
旅客列車は専用車両が使用されている。記載の無いものはJR東日本仙台車両センター所属。
JR東日本所属
- E721系500番台
JR側の専用車両。後述のSAT721系とは共通仕様の為併結が可能。
勝田車両センター所属の検測車。検測の為不定期に入線する。
仙台空港鉄道所属
- SAT721系
SAT側の専用車両。JRに管理を委託している。E721系500番台とは共通仕様の為併結が可能。