ベニバナ
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べにばな
キク科ベニバナ属の一年草または越年草。
高さ約1メートル。アザミに似て、葉は堅くてぎざぎざがあり、互い違いに生える(互生)。
夏に大型の頭花をつけ、花は初めは黄色、のち次第に紅色に変わる。
花を摘んで発酵・乾燥させたものから 染料の紅、口紅、着色料などを作り、種子からは食用油をとる。
乾燥させた花は紅花(こうか)と呼ばれ、血行促進、血圧降下などの作用がある生薬として用いられる。
エジプト原産。古くから世界各地で栽培されている。
日本にはシルクロードを経て4世紀から5世紀ごろに渡来したといわれている。その後江戸時代までは高級染料として盛んに栽培されたが、化学染料の出現によって栽培は衰退した。山形県が主産地。
種子からリノール酸を含む良質の油が採れるので、今では食用油としての需要が多く、アメリカなどから輸入されている。
他に、呉の藍(くれのあい)、べにのはな、サフラワー(英:safflower)、などともよばれる。
8月11日の誕生花。花言葉は「あなたは特別な人」
「化粧」「装い」「愛する人」「熱狂」「情熱」「包容力」など。
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