花笠

はながさ

造花などで飾った笠。踊り・祭りなどの際にかぶる。

概要

祭礼や神事芸能にかぶる造花のついた笠。

笠は日や雨をよける実用的な目的のほかに、これをかぶることで非日常的な状態にあることを表象する宗教的な役割ももつ。

民俗信仰では、蓑笠をつけた者は異界から来訪する「まれびと」ないし神とされている。

また、笠を被って踊ることは「踊り手が神の依代になる」という意味合いがあると考えられている。このとき用いられる笠が装飾されている場合に花笠と呼ばれる。

笠（傘）の装飾には、笠の中心に花篭を付けて生花を入れたり、造花を笠全体に付けたり、笠の周りに垂らした竹ひごの先に造花を付けたりなど多様性がある。また、琉球花笠のように、笠自体が花をかたどったものもある。

関連リンク

衣類　被り物　笠

祭り　祭礼　神事

花笠踊り　花笠まつり　花笠音頭

外部リンク

花笠(Wikipedia)　※一部引用しています