概要
百合NTRとは読んで字の如く『百合要素のあるNTR』のこと。
詳細が異なるので全て記述する。
分類
- 登場する人物が全て女性というパターン。つまり、間女が百合カップルに介入して、片方を寝取る(奪う)というもの。言うなれば「百合の間に挟まる女」
- 1と同じだが、NTRの被害者側となる女性側の視点で、自分とは両思いやカップルの関係にある女性を自分と同じくレズビアンである女性に寝取られる(奪われる)こと。
- 間女が、男女カップル(両思い・恋人・婚約者・許嫁・夫婦)に介入して女性の方を奪って百合が成立するパターン。
- 3と同じだが、男性視点で、自分とカップルの関係にある女性をレズビアンの女性に奪われるという百合オチで終わるパターン。
解説
1と2は咲-Saki-や東方のようないわゆる「女性が主役な版権作品の百合の二次創作」で見られやすく、3と4はコダマナオコ氏の作品『捏造トラップ』が代表的な例であり、少数ながら男性主人公の創作物(商業・同人問わず)においても、バッドエンドなオチとしてこれが用いられることがある。
『小説家になろう』等に投稿されている作品の中には『間男は寝取ったヒロインと共に報いを受ける』という特徴を含むものもある(追放もの、復讐ものがその代表例)。しかし百合NTRにおける間女の場合は(3と4のケースにおいては)男女関係を引き裂いても、間男の場合とは違って一切の報いを受けず百合という形で(間女にとっての)ハッピーエンドを迎えるという趣旨の作品が多い。
NTRにおいてはBSS(僕が先に好きだったのに……)という要素を含む場合があるがBSSの百合版ともいえるシチュが存在し、神無月の巫女の大神ソウマがその代表的な例(そして被害者)である。
『男女関係を引き裂いて百合勝利で完結する』という創作物は昔から少なからず存在し、ある程度は容認されてきた。しかし近年は、『百合カップルを男が引き裂いてしまう』という、いわば『百合の間に挟まる男』が猛批判されるのと同様に、百合NTRで終わる創作物も批判の対象にされ始めている。
ここのリンク先の作品もその一例で百合を好む者と百合を嫌う者(そしてNTRを嫌悪するもの)で賛否両論となっている。
尤も、二次創作においてNTR自体が特殊性癖のジャンルであり、基本的に誰かを踏み台にするような作品が好き嫌い割れるものである。
関連イラスト
三人とも女性のタイプ
男女カップルが間女に引き裂かれるタイプ
関連タグ
百合の間に挟まる男：百合NTRの被害に遭った男性が押される烙印(男性本人に「挟まりたい」という意思がなくても問答無用で押される)
