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百合の間に挟まる男

ゆりのあいだにはさまるおとこ

2人以上の親密な関係性にある女性同士のあいだに、男性が精神的あるいは物理的に、挟まれるあるいは割って入ろうとする行動・言動・シチュエーション・性癖のひとつ。
目次[非表示]

概要

女性同士の恋愛関係を意味する百合カップリングのなかに割って入るような男性キャラクター、あるいはそのような願望を持つ個人を揶揄(やゆ)するオタク用語。

解説

例えば、ベッドであられもない姿になってお互いを見つめる美少女が二人いる作品があるとする。 その二人は友情、恋愛、因縁、絆といった形であらゆる障害を超えて結ばれている。

そんな美しい花園に人々が見とれているなか、あるひとりの男が言う。

「俺この二人のあいだに入りてーなー」

これが百合のあいだに挟まる男である。

百合を守るネオエクスデス



「百合の間に挟まる男」の問題点について特に議論が行われる点は、百合であるという前提を持った作品、あるいはそうした情報を持つ作品におけるカップリングを崩す点にある。(特に「百合詐欺」などを参照)。
人外もの作品でカップリング対象が人外から人になる、眼鏡キャラの眼鏡を取るといった、特にそのジャンルに精通するものからはタブーとして捉えられるジャンルである。

公式が百合を趣旨としていないジャンルであっても、女性キャラしか登場しないコンテンツは百合オタクのあいだで自然に「百合作品」と解釈されることが多く、のちの展開で男女カプが成立すると「百合詐欺」であるとして大炎上する事例もある。その場合、男性キャラクターのほうは「百合の間に挟まる男」の烙印を押されてしまうのである。

このような齟齬が生じる背景は、主人公に感情移入して楽しむギャルゲー的な視点で、第三者的な視点で楽しむことが多い百合作品を楽しもうとすることにあると思われる。

歴史

女性同性愛というジャンル自体は「ガールズラブ」「エス」として古くから存在し、もともとは婦人向け雑誌に細々と掲載されるようなジャンルであった。
男性向けアダルトジャンルにおいては「レズ」として存在していた。

そののち、雑誌編集者の伊藤文學が「百合」と命名。なお、伊藤文學が編集していた雑誌というのは、男性同性愛者の雑誌だった。

「百合」という言葉が創作で広まったのは日活ロマンポルノ映画『セーラー服 百合族』。これはバリバリの「百合の間に挟まる男」ものである。もうこの時点でややこしいことになっている。本来違う概念だった「エス」と「レズ」が「百合」に統合されたことがすべての混乱の始まりといえる。

ギャルゲーと百合

「百合」という言葉がオタク世界に突っ込んでくるのは1990年代~2000年代のギャルゲー最盛期。ここにおいて「百合」は、「レズ」ものという表現が差別的であるための置き換えという認識がされていた。

ギャルゲー、恋愛ゲームが飛ぶように売れた時代のため、ゲームの予約、早期購入特典においてポスタータペストリーベッドシーツなどの大型グッズではゲーム中のヒロイン二人が間を空けて絡んでいる特典も珍しくはなかった。
「百合など関係なくヒロイン二人が寝そべっている姿や、二人がこちらに目線を向けながら扇情的なポーズをしているような構図」というのは、こうしたギャルゲーの購入特典や壁紙などでよく用いられたシチュエーションであり、ゲーム内でも3Pや姉妹・親子丼の状況で重用された。
当時、男性向けではカップリングという概念は一般的ではなかったということもあり、たとえ作中に登場する男性がいない純正百合作品も「どうぞ挟まってください」と言わんばかりの構図になることがあった。

その空気を維持する者たちによって、BBS・SNSなどの創作界隈においても、第三者が介在する余地のない姉妹間の博愛や女性キャラ同士の愛などを描写した作品でも、そのキャラの一方もしくは両方にある程度の男性人気が出れば、「この二人のあいだに挟まりてー!」というコメントをあげる人物がおり、その言葉が多くの賛同を受けた時代でもあった。このあたりは「挟まれたい」というタグが存在することがその時代の名残を表しているだろう。

百合はジャンルとして小規模であったため作品数が乏しく、挟まれたい人を対象としたハーレムものを百合の代用品にするという構図があった。

百合人気の高まりと紛争

深夜アニメ黄金期になると、男性向けは「登場キャラクターをほぼ女性キャラで占める」、女性向けは「登場キャラクターをほぼ男性キャラで占める」がオタク向け作品の簡単なヒット戦略だと分かってきた。この経営的判断が生まれたところで、いよいよ百合作品が台頭してくる。
特に日常系では男性比率が極端に下げられ、男性オタクから安心して見られると人気が過熱。百合ブームが起きていった。
だが、これはあくまで男性向けの作品の系譜上にある「百合」。「エス」の要素は薄かった。この時代の女性オタクは腐女子」が標準であるとされていたため、腐女子の拡大に伴い、エスの系譜にある百合女子は、ほぼ絶滅したとみられていた。

男性向け百合ジャンルの確立とともに女性向け百合作品が減るなか、百合女子は必然的に男性向け百合を主食にすることになる。それと同時に愛好家を苦しめたのが、何より苦しめたのは二次創作における表紙詐欺である。

男性向け界隈は今も昔も棲み分けの慣習がなく、純愛と見せかけたNTRや、百合と見せかけて3Pといった創作物が当たり前のように跋扈(ばっこ)している。「女性二人が見つめあう表紙の同人誌を手に取ると、数ページ後に竿役の男が現れ、ヘテロセックスシーンにブチ当たる」という悲劇が発生するのである。

また、作者や同人誌委託サイト側が「仲のいい女性2人がいれば百合だ」と安直に考え、その後に竿役が現れる作品にも軽率に百合タグがつけられて悲劇を呼んだケースも多く、これは今でも百合好きにとっては頭の痛い問題である。
ヒロイン間での交流が多いが、百合を描いたわけではない男性向け作品の同人には、「百合」とあっても男が出てくる可能性が高いので注意。

逆に「男キャラ見たくないから百合見てるのに男出すな!」といったような主張がされるようになり一定の支持を集める。
SNSの普及により、百合女子の存在も再発見されるように。また、一部過激派では作者へのネットリンチに出るものも現れた。

「百合の間に挟まる男」への批判が過熱化し、本来の意味から外れた用法も多くなっている。たとえば、百合好きは、自分が百合を求めているジャンルにおいて二次創作の男女カプ自体を嫌うため、男のほうを「百合の間に挟まる男」と呼んで批判し、作家に圧力をかける事例もある。さらに、嫌いなキャラクターや役に立たない邪魔な存在を指して、「百合の間に挟まる男」と呼ぶ流れも一部にある。

ちなみに、Twitterで流れる「そのかわり今度混ぜてよ、女同士でヤってるとこにさ」と言っている男性が描かれている漫画の切り抜きが百合のあいだに挟まる男の代名詞として扱われるが、アレの元ネタは『コミック百合姫』で連載された捏造トラップ-NTR-』という、彼氏持ちを寝取る百合という百合作品のなかでも異端児的な怪作にて「ヒロインの彼氏の親友が寝取り相手へのけん制に放った発言」であるが、こうした作品でこのようなシーンが生み出されたこと自体に、百合に挟まる男への確執の歴史が関与しているのかもしれない。

百合のあいだに挟まらないが……

嫌悪の対象である「百合の間に挟まる男」だが、創作においてはそう呼ばれる男が(少なくとも公式の設定や描写の範囲においては)当人の意志として「二人とも自分のものにしたい」とは思っておらず、実際には『百合カップルの片方の女性に片思いしてるだけ』あるいは『女性に対して好意は持っていても尊敬の対象や友人、仲間の範疇(はんちゅう)なだけで恋愛対象としてのそれとは示されていない』に過ぎず、その男をマナーのなってない百合カプ好きが『自分の好きな百合カップルを引き裂こうとする邪魔者』もしくは『自分の好きな百合カップルを楽しむ上での邪魔者』として『百合の間に挟まる男』という蔑称(べっしょう)で叩くというケースも存在する。

なかには『一人の女性とは恋人婚約者夫婦の関係にある男性が、(百合としての)間女にその女性を奪われたという完全な被害者であるにもかかわらず、心無い百合カプ好きがその男性を『百合の間に挟まる男』という蔑称で叩くケースも存在する。

百合人気の高い作品では基本的に「男という存在は不要」という風潮が強いため、作中において百合に挟まっているという描写や設定が無いにもかかわらず、脇役でも男性キャラの存在は「百合の間に挟まる男」の烙印(らくいん)を押されることがある。(「今井リサ」の記事を参照)

百合の間に挟まる女

『百合の間に挟まる女』というべき創作キャラ、あるいはそのような願望を持つ女性のオタクも一定数存在する。
いわゆる夢女子というと男性キャラに対して嗜好(しこう)が向いていると思われがちだが、女性キャラに対して嗜好を向けている層も少なくないのである。(夢女子の記事も参照)
この「百合の間に挟まる女」に対しては、嫌悪されがちな『百合の間に挟まる男』とは逆に比較的寛容な模様。(しかしあまりにも性格が悪い女だと忌避されるケースもある。百合NTRなどを参照)
あまり苛烈な正妻戦争が起こってしまうと「平和な百合が好きだったのにな…」とオタク達が作品自体から離れてしまうケースもある。

棲み分け

結局重要なのはこれ。

この「挟まる」という願望あるいは概念自体はひとつのシチュエーション及びそれを対象とする性癖に過ぎない。近年盛んになっている価値観尊重、ポリティカル・コレクトネス(これ自体に訝(いぶか)しげな目が向けられることも多いがそれはさておき)の観点からも、ひとつの性癖ジャンルそのものが存在してはならない、破壊してもよいという姿勢には待ったをかけるべきだろう。しかしこの性癖自体が一種の「既存の関係性の破壊・再構築」という概念を元々持っているために、扱いに神経質になる必要はあると思われる。
そして、オタクの歴史上、いや古来から異なる2つ以上の趣味同士がその趣旨により争いを生みかねない場合、それを解消するために「棲み分け」という概念とその手法が生み出され続けたはずであり、自身とそして他者双方のためにもこの手法を活用するべきだろう。

例えば陵辱(りょうじょく)系のエロゲーにおいて「主人公の男が百合カップルをまとめて陵辱して手篭(てご)めにする」というシチュエーションはさほど珍しいものではないが、こうしたエロゲーが炎上することはほぼない。
理由は簡単で、最初から男が出る陵辱ゲーであることを明示しているので百合好きの人が百合目的で手に取らないからである。
こうした配慮によって炎上は避けられるのだ。

以下に、それぞれのケースにおける対処法を簡便ながら記す。

百合のあいだに挟まる「一次創作」をしたい人

その創作の著作権、発表の決定権は著作者自身にある、発表すること自体に問題はない。ただ、自衛・他衛のためにも「棲み分け」という概念の利用は積極的に行うべきだろう。pixivでの作品発表であれば「タイトルやメンションに分かりやすい注意書きを置く」「1ページ目は見出しあるいはクッション的な表現のみのページとするか、1ページ目にも注意書きを記す」「タグに『百合の間に挟まる男』などを付け、『百合』タグを用いない」など。
SNSなどであれば見せたい層にのみ届き見せたくない層には届かないように「アカウントを分ける」「pixivあるいは他イラスト投稿サービスにのみ投稿しツイートにはそのリンクだけを貼るようにする」、そこまでせずとも「ハッシュタグを活用する」など。

百合のあいだに挟まる「二次創作」をしたい人

行うべき行動は一次創作のものと大差ないが、対象が既存作品であることが風向きを非常に悪くすることが考えられ、より厳密な棲み分けへの行動を行うべきである。また、商業コンテンツでない個人の一次創作に対して"挟まる"二次創作をすることは、対象の一次創作者の気持ちを考えた場合謹んだ方がよい。これは百合と百合のあいだに挟まる男に限った話ではなく、あるジャンルの一次創作に、それに大きく干渉するジャンルで二次創作を行う場合に広く言えることである。

百合創作に対し、百合のあいだに挟まりたいという「コメント(リプライ)」をしたい人へ

こういったコメントが「一種のジョーク」として行われる場合もあるが、冗談・本気に関わらず慎むべきだろう。それが個人の百合ジャンル創作者である場合、自身の著作物をその人が好まない(であろう)真逆のジャンルに該当する言葉を投げつけられるわけで、おおむね失礼な行為であると言って相違ないだろう。これは百合創作と挟まるジャンル以外の、構造的対立が発生している(あるいはしやすい)ジャンル同士にも言える。対処がブロックで済めばいいほうで、最悪の場合挟まりこもうとした作品の作者やファンからのお気持ち表名を発端とした炎上や、それに起因した「百合に挟まる男」界隈の萎縮にも繋がりかねないことを認識すべきである。その表現を相手に投げかける前に立ち止まって、作者のクラスタを分析しよう。 作者が百合クラスタの場合はその気持ちを直接リプライをしないこと。
pixivでは意図が曖昧になるスタンプ(鼻血スタンプなど)を活用し、Twitterなどでは引用RTやリプライ機能を使わず(引用RTは作者に通知が行く)、作品をRTしたのちに自分だけのつぶやきに留める、などがいいだろう(人によってはRT後の反応もエゴサーチする人がいるため、完全な対策ではないことに注意)。

自身の好みを表明したい人へ

プロフィールに記す、SNSで独立コメントとしてつぶやくなどの場合は、おおむね一次創作の場合と取るべき行動は同一である。好みとそれを表明すること自体に問題はないが、自衛のための棲み分けはすることが好ましい(あなたの好みを嫌うと公言している人物のアカウントを先にブロックしておく、ふせったーを利用する、など)。

「男女に挟まる女」の創作をしたい方へ

これもまた、上記「一次創作」「二次創作」の場合と取るべき行動は同様である。

付記

"挟まる"概念(ジャンル)以外にも言えることだが、このジャンルもまたそのなかにソフトなものからハードなものまでを内蔵している。
「もともと男女女の仲良し三人組がそのまま三人で恋仲になった」「(該当・関連人物のアン・ボニー&メアリー・リード(Fate)のように本人たちが第三者を挟むことに抵抗がない」といったものはソフトの代表例だろう。
一方、「二人のうち片方を籠絡(ろうらく)・搾取・騙(だま)すなどして破局に至らせる」「物理的・精神的暴力でもって強引に介入させる」「まとめて陵辱する」などは『他者、特に異性の介在余地がない二人の関係性を破壊する』という点でハードに該当するといえる。(そういったことを好むこと自体に眉をひそめたくなる人もいるだろうが、性癖のひとつには一種の『破壊』を愉(たの)しむものも存在するのは事実)。

また、このジャンルの創作は「商業コンテンツ(百合、百合でないを問わない)の百合二次創作…への三次創作」「個人の百合一次創作への二次創作」よりも、「百合商業コンテンツへの二次創作」の方が判断を難しくする要素をはらんでいる。
前者2項であれば、創作者が個人である以上、作者が好まないと考えられるであろう三次(二次)創作は控えることが好ましい、という単純な判断で済む(だろう)。

ソフトだから自衛・他衛のための棲み分けの工夫が不要でハードである場合は必要であるだとか、個人/商業、一次/二次/三次創作のいずれかは棲み分けが不要でありいずれかは必要という単純な話ではなく、いずれにしてもどのようなケースであれ自身の好みを守るため・他者に配慮するため・特定コンテンツあるいはジャンルに配慮するためにも棲み分けは積極的に行ったほうがいい。ただし、行き過ぎれば狭いコミュニティのなかで先鋭化してマナーの押しつけにもつながるため、ほどほどが大事である。
逆に、そういったものを好まない人は、そういったイラストや文章表現を見たときに盲目的に否定に入るのではなく、ミュート・ブロック機能などを活用し、同様に自衛と棲み分けの促進にあたろう。

言い換え

アニヲタwikiの類似内容項目の記述を借りているが、「FFM Threesome」あるいは「FFMT」という記述方法がある(Female Female MaleThreesome、すなわち女二人と男一人による性行為あるいはそういった内容を示すタグ)。
ちなみに、現在効率よく使われているのはFFMで、そういったタグが浸透すれば少なくとも一番目の観点から批判している人々にも当記事を好む性癖としている人にも棲み分け促進という利点となるのではないだろうか。

関連作品

こうした「百合の間に挟まる男」をネタにした作品

走れメロス(百合)。
センシティブな作品



該当・関連人物


男自身は挟まる事を望んでいない、または「挟まる」状態に追い込まれたパターン

  • 大神ソウマ神無月の巫女における名実ともに「百合の間に挟まる男」にして中興の祖。しかし無限ループの中のイレギュラーであるアニメ本編、今生だけみればNTRとなっている。愛する女性への想いが報われずともその相手を守るために過酷な戦いに殉じる姿の一途さと、その点も含めて背負う運命の不憫さにより、一部ファンから憐れみと同情を込めて「カワイソーマ」の愛称(?)で呼ばれる。一方で前世や来世を含めたりスターシステム発動時や別の世界線では言い訳不能の挟まる男である場合も少なくない。
  • キリト(SAO):元々はおしどりノマカプの男。とはリアルの作品発表で20年来、作中では体感時間200年オーバーの仲だが、2021年度のリメイクにて嫁に現実でたった一人の親友がいた事になり、更に彼の登場直前まで極限状況に美少女二人かつ女子校高嶺の花同士、挙句にキリトと嫁の初対面(挟まり方)が流れるようなかっさらい方に変更され、絵に書いたような挟まる男に。作中では完全に百合の間に挟まる男でありながら作外では完全にノマカプの間に挟まる女の被害者という難儀な立場。
  • タスク(クロスアンジュ)クロスアンジュ天使と竜の輪舞における「百合の間に挟まる男」。ノマカプが先に成立し、後から男女の間に挟まる女がやってくるパターン(そのため百合NTRの被害者とも言える)。なお関係の中心人物両方と付き合う気満々である。
  • リオン・フォウ・バルトファルト乙女ゲー世界はモブに厳しい世界ですの主人公。色々あって男女の愛を測定する装置に乗せられそうになった際に女同士でも採点可能だった結果、メインヒロイン二人が120点満点の真実の愛を叩き出し「挟まる」状態となり泣いて逃げ出す羽目になった。敵国の決戦兵器(?)による王都総攻撃目前だったこともあってそのまま流れるように微妙な感じとなるが、そもそも二人ともノンケどころか主人公を愛していたので最終的に周囲の関係者ほぼ全員が結託し百合の方から強引に男を挟む形で関係は修復された。
  • 清原由岐雄:東海テレビ制作のドラマ「牡丹と薔薇」の登場人物。もともとはヒロインの姉妹の1人である姉・ぼたんの婚約者だったが、紆余曲折の末もう1人のヒロインである妹・香世と結婚。その後、ぼたんとの不倫を発端に夫婦仲は険悪になり由岐雄との喧嘩で香世は眼を負傷して失明し、ぼたんも病に倒れる。しかし香世の力でぼたんが救われ、これが姉妹愛を強く結びつけることとなり、ぼたんと香世は2人で別荘に移住。しばらく月日が経ち、ぼたんと由岐雄の間に生まれた娘(香世と結婚する前に妊娠していた)が、母親であるぼたんに会いたいという願いから姉妹を別荘から連れて一緒に暮らすことを提案したが、姉妹はそれを拒んで物語は完結する。一応百合要素のあるドラマではあるが、ドラマ全体で観ればドロドロとした愛憎劇となっている。


特殊なパターン

  • ディープスカイ:07~09年に日本競馬界で活躍した牡馬。08年の日本ダービー・神戸新聞杯連覇の勢いそのままに天皇賞(秋)への出走が決まると、二強牝馬と謳われるウオッカダイワスカーレットに次ぐ3番人気に推される。いざ競走が始まると当年のダービー馬ディープスカイは最終直線で昨年のダービー馬ウオッカを外側に壮絶な追い比べを見せる。しかし、ゴール目前でなんと先行策のダイワスカーレットが最内から根性の再加速。終わってみればレコードタイム0.8秒更新の大記録、1着争いは内から順にダイワスカーレット()・ディープスカイ()・ウオッカ()の大勢になった。真剣勝負の末のこの大勢なので他意は全くなかった筈だが、終生のライバルと言われた牝馬2頭の間に挟まってしまったが為に、競馬ファン(や後年のウマ娘ファン)らの一部から"百合の間に挟まる"扱いされてしまうハメに。
  • グエル・ジェターク婚約者をトロフィー扱いしていたら(偶然とはいえ)百合NTRをかまされた末に尊厳破壊されたあげく、その魔女…じゃなくて間女に求婚した、令和の世、それもガンダム界隈に彗星水星ではない)の如く現れた言い逃れ不能の百合に挟まる男だった。しかしそれ以降株をひたすらに上げつつ波乱に巻き込まれた末、再会した間女もといスレッタに改めて告白。当然大切な人を理由に断られるもそれを受け入れ、気持ちを新たにスレッタへの思いにケリをつけた……が、その同エピソード後半でまさかの展開で上記2タイプの複合型に…。結局、第22話でフェンシングによりミオリネの婚約者の座をスレッタに明け渡し身を退いた。結果のみが真実も参照。


関連タグ

創作 スラング ミーム 地雷 炎上
百合詐欺
BLの間に挟まる女 百合の間に挟まる女
3P
FFM
ガッ………ガイアッッッ某SNSで有名なとある漫画のコラネタの一つで、『百合好きにとって禁忌であることをやらかした結果、ボコボコにされた』というネタがある。
百合NTR:「男女の間にを挟んで百合要素をねじ込む」というパターンが存在する。たとえ後出しの形で百合が成立したとしても、間女は一切責められず、逆に被害者である男性キャラのほうが『百合の間に挟まる男』の烙印が押されて叩かれることが多い。
百合にはさまる男は死ねばいい!?:蓬餅氏による漫画作品。
ある朝、ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生:2022年10月放送のテレビアニメ。初報では『百合の間にはさまれる。ある朝ダミーヘッドになっていた俺クンの人生』と発表されていたが、7月29日にタイトルが変更された。

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