CV:依田英助
概要
マシン帝国バラノイアが開発したマシン獣で、マシン獣使いケリスの配下。
二足歩行の牛と言うべき姿を持ち、これまでのマシン獣と比べると随分有機的な外見となっているが、良く見ると全身が機械的である事が分かる。
性格は凶暴其の物で、オーレンジャーを圧倒するだけの高い戦闘力を持つ。その一方、劇中では人語を殆ど喋らない無口な性質も併せ持ち、喋るとしたら精々、口から火の玉を吐く際に「~ボンバー」と言う程度。
活躍
第26話「6億歳少年戦士」
バラノイア王立動植物研究所に収容されていたが、キングピラミッダーに乗ってリキとドリンが6億年ぶりに地球に帰還するのを受け、ケリスと共に出陣。
ペットのパクを追って外に出たドリンをケリスと共に森の奥で襲撃すると、駆け付けて来たブルー、イエロー、ピンクの3人と交戦する。各人の武器の攻撃をまるで寄せ付けず、キングスマッシャーの射撃すら物ともしないバラゴブリンは、ドリンを連れて逃げるブルー達を追い詰めて行く。
第27話「キング颯爽登場」
ケリスに命じられ、ドリンの命を奪おうとするバラゴブリン。
だが、其処へリキが颯爽と登場してその窮地を救う。
「バッカスフンド!この僕がいる限り、ドリンには指一本触れさせないぞ!6億年前、戦いに敗れたのを忘れたのか!?」
レッドとグリーンが遅れてその場に駆け付けた直後、リキはそう啖呵を切ってキングレンジャーに変身。バーロ兵を蹴散らすキングレンジャーに襲い掛かるバラゴブリンだったが、キングビクトリーフラッシュで返り討ちに遭って敗北する。
直後にケリスの命を受けたアチャとコチャによって巨大化すると、巨大戦ではオーレンジャーロボとレッドパンチャーを一蹴する無双振りを見せ付けるも、直後にリキが召喚したキングピラミッダーのスーパーバーンウェーブを浴びて爆死した。
余談
モチーフは牛。
デザインを担当した阿部統氏は『百花繚乱【下之巻】』にて、「『マシン獣なんだけど生物っぽい感じを強くしたい』と言う要望を監督から受けていた」とコメントしている。
バラゴブリンの登場した回はキングレンジャー及び、その巨大戦力であるキングピラミッダーの初登場と同時に、バラノイアとの因縁が明らかとなる重要回である。
声を演じた依田氏は『五星戦隊ダイレンジャー』の壷道人以来、2年振りにスーパー戦隊シリーズで怪人の声を演じた訳だが、2019年に亡くなった為、このバラゴブリンが最後に演じた戦隊怪人となった。