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「皆さん、ボンヌ・レクチュ〜ル! 僕はタッセル。突然ですが、本って本当に凄いですよね!」

演:レ・ロマネスクTOBI

概要

異世界ワンダーワールドのどこかから、物語を紡ぐように神山飛羽真達の活躍を語る謎多き存在。

蓄えられた立派な口髭を持ち、緑色のロングヘアーにピンクのハット、赤や黒で彩られて銀の肩当てのあるジャケットをピンクのスーツの上から羽織り、その左肩には鳥の巣が乗った木の飾りを乗せていて、ファンシーな傘を差すと言う、何とも独特過ぎる格好の人物。

毎回の挨拶の「ボンヌ・レクチュール」とは、フランス語で「よい読書を」という意味。

人間なのか、人間ではないのか、はたまた現在に生きているのか、或いは過去の存在なのか、それすらも不明。しかし少なくとも、後述の項目からも分かる通り現在に干渉できる存在ではある。

キャストが発表された際の公式サイトの人物紹介文では、「彼が飛羽真たちと関わる時、多くの謎が明らかになり、物語が大きく動いていく」とあり、単なる傍観者ではなく、やがて飛羽真達と出会うであろう事が示唆されている。

実は初代マスターゴロスと面識を持ち、ワンダーワールドを守るために同世界に留まった人物で、本名がビクトールである事が第26話で明かされた。

人物

名前の由来は本につけられている紐状の栞「スピン」の別名であり、演者のTOBI氏自身がTwitterで解説している。

第4章冒頭では尾上亮に対し「濃いキャラ来たぁぁぁぁぁっ!!」と叫ぶが、視聴者からは当然の如くお前が言うな!!とのツッコミが入った。

その後キャストブログにおいても、尾上亮役の生島勇輝氏からも、「タッセルさん自身も十分濃いキャラだと思います。」と言われてしまっている。

基本的には、物語そのものには関わっておらず、本作の語り部として冒頭と最後にのみ登場する。

当初は前回のあらすじを語る程度であったが、仮面ライダーカリバーが飛羽真達に干渉し出した辺りから、語られていない裏の事情や、その後の展開を知っているかのような話もし出すようになった。

そして、第10章ラストでは真顔になって「僕もそろそろ、彼に会わなければ……」と不穏につぶやいており、物語の舞台への登場をほのめかしていた。

そして、第12章にて飛羽真のすぐ近くに、アヴァロンに居た謎の男と共に現れる。

この事から、少なくとも現在進行形で物語に関わっており、(つまり、冒頭のやりとりは第四の壁を超えたやりとりである事が明確になった)少なくとも現在に来る事ができる存在である事が明示されている。

第16章では今まで共に過ごしていた謎の男がその正体を現して飛羽真の前に現れ、彼の正体について解説し、同時に飛羽真とノーザンベースの仮面ライダーたちの絆が壊れたことを憂いてみせた。

無論、今までの言動から彼が謎の男がどういう存在であるのかを知らないわけがないと思われるが。

その為、どういう思惑で飛羽真たちを見守っているのか、ますます謎が深まっている。

 エックスソードマン登場回では、ワンダーワールド物語ワンダーライドブック(おそらくすべて)を所持していることが判明。(帽子の中から取り出した)光剛剣最光ブックを「これで彼らを導いてください」という意味深なセリフとともにユーリに渡し、ブックはエックスソードマンワンダーライドブックへと変化した。

第24章では突然何処かへ出かけて行った。同章にて仮面ライダーカリバーが復活した事から「タッセル本人がカリバーに変身していたのではないか?」と思われていたが第25章にてカリバーの正体が死んだはずのあの男であったためその予想は外れた。

尚、プリミティブドラゴンの事についても知っていた模様。

正体についての謎

現状、タッセルに関する情報の少なさから、登場当初からネットでは議論の的になっていた。

と言った風に、大きく分けて「完全なる第三者か、ラスボスのどちらかではないのか?」と言う形で、大きな意見がまとまっていた。

第10章の最後にて、カリバーの正体が明らかになったとともに、彼の持つ邪剣カリバードライバーが、「世界で最初に作られた2つの聖剣の内の1つである」事を視聴者に明かすとともに、ついに自らも物語に関わる事を宣言する。

余談

演者のTOBI氏は海外で活動する音楽ユニット「レ・ロマネスク」の片割れである。

調べてもらうと分かるが、普段の仕事着も大概ド派手な装いであり、「タッセルとしての姿の方が控え目に見える」と言う意見すら出ている

関連タグ

仮面ライダーセイバー ワンダーワールド(仮面ライダーセイバー)

DJサガラウォズ:過去作のストーリーテラーにして狂言回し、そして物語の核心を知る人物。彼らは共に善意ある(ウォズの方は微妙だが)存在だったが、タッセルの場合は…?

ストーカー他作品における似たような人物。ただし物語の核心を知る人物ではない。

だいあ:ストーリーテラーにして狂言回し。

講釈師(カクレンジャー)同じ東映特撮におけるストーリーテラーにして狂言回し。但し、こちらは途中から大人の事情で降板している。

飛電或人:第一話の冒頭から「って 本当に凄いですよね!」という彼を彷彿とさせるギャグめいた台詞を飛ばした為、ネット上では各地で「はいっ!アルトじゃないとー!」と言ってしまったと言う人を続出させた。

フライドチキン男同じ東映特撮における解説役。