概要
CV:平川大輔
バリアン世界の住人であり、バリアン世界を危機から守る七人の戦士「バリアン七皇(ななこう)」の仮のリーダーを務める男。通称「バリアンの(面)白き盾」。フードの色は白。ナンバーズの力によるバリアン世界の救済を目指している。
リーダーとしてバリアン世界にとどまり続けていることが多いために活躍の場が少なく、加えて他のメンバーのキャラが異常に濃いため、影が薄い存在でもある。どことなく彼を髣髴とさせるポジションである。
名前の由来は北斗七星の“ドゥーベ”。
性格
好戦的な他のバリアンの面々と違い、リーダーらしい冷静沈着な性格。
しかし責任感が強すぎるためか、目的のことになるとやや冷静さを欠く面もある。
人間世界に居るアリトとギラグのことを心配するなど、仲間思いなところもある。
ベクターの卑劣・ゲスな戦いには不快感を見せていた。
また、仲間の一人である「ナッシュ」とは仲のよい友人だったようで、行方不明となった今でも気にかけている。
外見
バリアルフォーゼ時も性格を反映しているのか、妙に刺々しい外観の他のメンバーと違い、飾り気のないシンプルな外観となる。
グレーを基調とした配色で、肩や肘などの体の各所に金色の装飾が施されている。
どことなくE・HEROネオスっぽくもある。
髪型は獣耳のような形。
人間体は初期のバリアンの中では最も遅く登場。まさかの眼鏡キャラである。
なお、最終話にてミザエルと共にハートランド学園の3年生として転入している。
本編での活躍
ナンバーズ回収のため、ギラグ・アリト・ミザエルを刺客として人間界に送り込む。
「異次元の古戦場-サルガッソ」での戦いでは神代凌牙と対峙。もっとも、この2人には遊馬とベクター、カイトとミザエルのような因縁はないので余り者同士の対戦カードという印象がぬぐいきれないが、凌牙に対して誰かの面影を重ねていた。
サルガッソでのベクターの敗北後、ベクターからバリアン世界の崩壊が早まっていると聞かされたドルベは、単身異次元へと飛び、残るナンバーズの回収に赴く。
しかし、同じくナンバーズを回収しようと「皇の鍵の飛行船」に乗って異次元に来た遊馬達と正面衝突し、幸か不幸かナンバーズのある遺跡付近に不時着してしまう。
この際、バリアンモードに変身するためのアイテム「バリアラピス」が破損し、バリアンとしての力を発揮できなくなり人間体になってしまう。そして森の中で熊に襲われたところを遊馬達に助けられ、とっさに「ナッシュ」という偽名を名乗る。自らをただの旅行者だと装ったドルベは、そのまま遊馬達に同行して遺跡へと向かった。
遺跡内部では凌牙と共に遺跡のトラップに掛かり、遊馬達のデュエルに連動した試練に巻き込まれる。その中で見たペガサスと騎士の伝説に心を動かされ、自らの正体を明かしたうえで遊馬達に一時的に協力し、試練を攻略。「次に会ったときは決着をつける」と言い残し、去っていった。
その後、ナッシュの記憶が封印されていた海底の遺跡で完全に過去の記憶を取り戻したドルベは、凌牙がナッシュであることを確信し、彼に真実を告げることで凌牙をナッシュとして覚醒させる。
そして遊馬達と七皇の全面対決が始まり、遊馬を守るために足止めを引き受けたドロワを破る。
しかし、その裏で七皇の力を吸収しようと暗躍していたベクターの策略によってメラグ共々バリアン世界へと転移され、メラグとのタッグで彼にデュエルを挑む。
最後はメラグを庇うためにベクターと相討ちを狙うが、ベクターに躱されてしまったためドルベだけが消滅し、吸収されてしまった。
その後、最終回にてヌメロン・コードによって他の七皇共々復活している。
デュエル関連
「光天使」と名のつく天使族モンスターを使用する。切り札はオーバーハンドレット・ナンバーズである「No.102光天使グローリアス・ヘイロー」とそのカオスナンバーズである「CNo.102光堕天使ノーブル・デーモン」。
ベクター相手のメラグとのタッグデュエルでは、ナッシュにより与えられた新たな七皇の力「RUM-七皇の剣」も使用した。
余談だが「RUM-バリアンズ・フォース」は劇中一度も使用しなかった。
自身の記憶を宿す遺跡のナンバーズは「No.44白天馬スカイ・ペガサス」。
その他
- 以上のようにバリアンの中では一番まともなキャラ(他が酷いのもあるが)であり、pixivに投稿されているイラストでは苦労人のポジションで描かれることが多い。また、ペガサスと騎士の伝説とは何らかの関係があるらしく、そちらの絵も投稿されている。
- その一方、他の七皇に比べあまりにも真面目すぎるせいかシリアスな笑いを誘う言動が多く、かつ彼の立案した作戦が功を奏した場面があまりないうえ、デュエルでも目立った戦果を挙げられていないせいか、いつの間にか七皇屈指のネタキャラとして扱われるようになってしまった。
- ベクターの卑劣な作戦を「姑息な手を……」と非難しつつも、自身もミザエル曰く「臆病者が使うカード」である「サルガッソの灯台」をちゃっかり使っていたことから「お前が言うな」的な意味の「姑息な手を……(サルガッソの灯台を墓地に送りながら)」というネタ(略して(サ灯墓送)と表記されることも)が誕生し、そこからさらに派生ネタが生まれている。もっとも、ドルベはベクターの作戦を「卑怯」という意味ではなく「回りくどい」という意味で非難している(ドルベ自身、サルガッソの灯台を「卑怯」と非難された時には「バリアン世界を救うためなら卑怯な手も使う」という旨の発言をしている)ので、このネタは厳密には誤りだったりする。(そもそも「姑息」は「卑怯」の類義語ではない)
- 彼の使ったカード「光天使ブックス」は、効果の微妙さと召喚時の「ブッ↑クス!」の発音からネタにされており、上述の「(サルガッソの灯台を墓地に送りながら)」と併せてドルベを象徴するネタになっている。
関連イラスト
表記揺れ
ドルべ(べが平仮名)