ジャニーズJr.
じゃにーずじゅにあ
概要
ジャニーズ事務所に所属するタレントやグループのうち、特にCDをリリースする段階には至っていない者たちの総称。一般的な芸能事務所で言うところの「デビュー予備軍」にあたる位置付けだが、ファンの人気は高くその活動は多岐にわたる。
東京のジャニーズJr.を東京ジャニーズJr.、通称東ジュと呼び、大阪のジャニーズJr.を関西ジャニーズJr.、通称関ジュと呼ぶ。かつては名古屋ジャニーズJr.も存在していたが現在は実質廃止。愛知県出身のジャニーズJr.は東京もしくは関西どちらかのジャニーズJr.として活動している。
東西あわせ概ね300人前後が在籍する。
入所から卒業までの流れ
ジャニーズに入所した場合、まず研修生やレッスン生として先輩のコンサートなどにバックダンサーとして出演する。そこから実力が認められアイドル雑誌に掲載された時点で晴れてジャニーズJr.の一員となる。
ジャニーズ事務所における「デビュー予備軍」という位置づけではあるがその人気は高く、単独でコンサートを行ったり、個々で普通にドラマや舞台やバラエティ番組に出演したりと、一般的なタレントと変わらない活動を行う者も多い。特に滝沢秀明や山下智久がJr.だった時期はJr.黄金期と呼ばれ3大ドームツアーまで行っていた。現在も何なら先輩グループよりもカレンダーやチケットやグッズが高騰して高値で取引きされていたりする。
Jr.内でグループが組まれることも多々ある。
一般的にCDデビューまで到達できればゴール、晴れてJrを卒業ということになる。
ジャニー喜多川が存命時は、グループでデビューする場合は彼が決定し、本人達のあずかり知らぬところで準備が進んだ上で喜多川から「YOU、デビュー」と突然告げられるのが定番であった。
CDデビューはしなくても個人での活動が中心となった生田斗真や風間俊介や屋良朝幸のように、事務所公式サイト「Johnny's net」や「Johnny's web」で単独ページが作成されたことで卒業となるパターンもある。Jrの高齢化も進行する一方であり、デビュー決定権を有していたジャニー喜多川の逝去と役員の交代、Jrを統括するのが副社長の滝沢秀明に移行したこと、またYouTubeへの進出など大きく体制も変化している。
今後は様々な法則崩れが起こったり、大幅な刷新がはかられることは間違いないであろう。
過酷な生存競争
粘ってCDデビューまでこぎつけられる者はほんの一握りである。
グループもそのまま維持できるケースは少なく、組み替えで他のグループに一部メンバーが付け替えになることもあり、デビューに至らず解散したJr.内グループは枚挙に暇がない。
アイドル予備軍としての高齢化問題も深刻だが、多くは芽が出切らないまま「退所」の選択を余儀なくされる。いつの間にか芸能界から消える者も多く、素行などの問題でクビになる者、方向性の変化や学業を理由に辞める者もいるが、辞めた者が別の事務所でデビューし直すケースも少なくない。そうした場合、芸名を新たに付けて名義を変更することも多い。
用語
主な出演番組
解散グループ
ピクシブ百科事典内に記事の存在する解散グループのみを記載する。
Jr.BOYS/J.J.Express/KittyJr./B.I.Shadow/HipHopJUMP/少年邦楽専科/Sexy Boyz/MADE/宇宙Six
関連タグ
ジャニーズ少年隊…少年隊の母体、現在のジャニーズJr.に相当。
ハロプロ研修生…アイドルの下積み繋がり(ただし、こちらはデビュー前にグループが作られることはなく、グループ結成がデビューを意味する)。