概要
兵庫県神戸市北区山田町下谷上にある神戸電鉄有馬線・神戸市営地下鉄北神線の駅。
駅番号は有馬線がKB10、北神線がS01。駅名標や時刻表などは神鉄のフォーマットを使用している。
当駅からの神戸高速線経由の連絡乗車券は、東は花隈駅・元町駅まで、西は西代駅までしか購入できない。これは、当駅から三宮駅や阪急神戸線・阪神本線・JR神戸線にでる場合は、新開地駅経由よりも北神線を経由した方が安くなるため(谷上~三宮間280円)。
- 北神線自体は2020年5月までは北神急行電鉄により運営されていた。同年6月1日付で神戸市交通局へ移管。
- 標高は244mであり、日本の地下鉄駅の中では最も標高が高い。
- 両路線との間で連絡改札は設けられておらず、日中は神戸電鉄側が3番線に、地下鉄側は4番線に発着することで対面ホームでの乗り換えができるよう配慮。
駅構造
高架駅。1階に改札、2階にプラットホームがある。
2階のホームは島式3面5線。北側3線が有馬線、南側2線が北神線の発着ホームである。
のりば | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
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神戸電鉄 | ||||
1・2 | 有馬線 | 下り | 有馬口・有馬温泉・横山・三田方面 | 平日早朝及び朝夕ラッシュ・土休日早朝のみ使用 |
3 | 有馬線 | 下り | 有馬口・有馬温泉・横山・三田方面 | 平日昼間時及び夜間・土休日朝以降に発着 |
有馬線 | 上り | 鈴蘭台・湊川・新開地方面 | ||
神戸市営地下鉄 | ||||
4 | 北神線 | 新神戸・三宮・名谷・学園都市・西神中央方面 | 5番のりばと線路を共用 | |
5 | 北神線 | 新神戸・三宮・名谷・学園都市・西神中央方面 |
| |
6 | 北神線 | 新神戸・三宮・名谷・学園都市・西神中央方面 | 一部時間帯 |
1988年に神鉄の駅が現在地に移転・高架化し、同時に(当時の)北神急行電鉄北神線が開業した。当時は島式3面6線構造で、1・2番のりばが有馬線有馬温泉・三田方面、3・4番のりばが有馬線鈴蘭台・新開地方面、5・6番のりばが北神線専用だった。キセル防止のため中間改札が設けられたが、スルッとKANSAI導入によりこの必要性が薄れたため中間改札が廃止。かつての3・4番のりばを拡大し、新たな4番のりばとして、5番のりばと線路を共用するようになった。
有馬線が狭軌(1,067mm)、北神線が標準軌(1,435mm)のため、有馬線の線路に地下鉄の車両、北神線の線路に神鉄の車両が入線できない。
利用状況
近況
神戸電鉄
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は1,803人である(神戸市統計書より)。
- 乗換駅の割には利用者が少ないが、相互利用者が含まれていない為である。
神戸市営地下鉄
- 北神急行時代の2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は12,224人である(神戸市統計書より)。
利用状況比較表
事業者名 | 神戸電鉄 |
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年度 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 1,847人 | 13,058人 |
2009年(平成21年)度 | 1,786人 | 12,764人 |
2010年(平成22年)度 | 1,764人 | 12,759人 |
2011年(平成23年)度 | 1,742人 | 12,590人 |
2012年(平成24年)度 | 1,721人 | 12,573人 |
2013年(平成25年)度 | 1,797人 | 12,496人 |
2014年(平成26年)度 | 1,814人 | 12,474人 |
2015年(平成27年)度 | 1,781人 | 12,475人 |
2016年(平成28年)度 | 1,748人 | 12,444人 |
2017年(平成29年)度 | 1,753人 | 12,444人 |
2018年(平成30年)度 | 1,759人 | 12,258人 |
2019年(令和元年)度 | 1,803人 | 12,224人 |
関連項目
駅 神戸電鉄 有馬線 北神急行電鉄 神戸市営地下鉄 兵庫県内の駅一覧
長田駅 神戸市長田区にある神鉄と神戸市営地下鉄の駅。どちらも乗り換え無しにいけるが、両駅の所在地は離れているので注意が必要である。また、大阪府東大阪市にある大阪メトロの長田駅とも新開地から阪急を介して改札を出ることなくつながっており、高速長田(神戸市営地下鉄長田駅と隣接)も同様につながっている。