No.53偽骸神Heart-eartH
なんばーずごじゅうさんぎがいしんはーとあーす
「見るがいい!これがナンバーズの頂きに立つ最強のナンバーズ、超然の鎧を纏い、世界を震撼させよ!現れろ、No.53! 偽骸神 Heart-eartH!!」
概要
アストラル世界を滅ぼそうと企む男、ハートランドシティの黒幕Dr.フェイカーが操る、ランク5・闇属性・悪魔族のエクシーズモンスター。ナンバーズというカテゴリーに属するモンスターでもある。
城のように見えるが腕があり一言では言い表しにくい姿をしている。メディア紹介では「悪夢の巨人」とされている。巨人らしい。
ハートと付いている名前とは全くかみ合わない、とても恐ろしい外見をしている。いちおう、胴体だけの状態がハートマークに見えなくもないが・・・。SF作品に出てきそうな建築物のような体とそれに付属するアンテナらしき物、高く尖った肩、ワイヤーのような物が付いたゴツい腕と手、頭の下には真っ赤に燃えたぎったような球体状の物質がある。また、体の真ん中には赤いコアみたいなのがある。
カラーは血のようなワインレッドと鋼色。
アストラルと天城ハルトを奪還しに来た九十九遊馬・神代凌牙・天城カイトとに対し、フェイカーは遊戯王らしくカードゲームをやるには全く必要ない、ムキムキマッチョかつ機械と融合したような体となり対決。
超官の時と同じ変則デュエルで、1ターン目でいきなり召喚し圧倒的な威圧感を纏って降臨した。
攻撃名は「フェイクバーン」。
ラスボスの切り札らしく、あらゆるチート効果を詰め込んだモンスターカードとなっている。以下、アニメ版テキストの推測。
アニメテキスト
ランク5 闇属性 悪魔族 攻撃力/100 守備力/100
レベル5モンスター×3
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードは相手の魔法、罠、モンスター効果を受けない。
1ターンに1度、このカードが攻撃対象となった時、自分の墓地からモンスター1体を選択してこのカードに装備する。この効果で装備している間、戦闘を行う相手モンスターの元々の攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。
このカードが破壊される場合、代わりに装備しているモンスターを墓地に送ることができ、その際このカードの変化した攻撃力の半分の数値のダメージを相手ライフに与える。
1ターンに1度エクシーズ素材を使い、以下の効果から1つを選択して発動する。
●このカードが相手にダメージを与えた時、その数値分自分のライフを回復する。
●自分がダメージを受けた時、エクシーズ素材を一つ取り除く事で、その半分の数値分のダメージを相手ライフに与える。
エクシーズ素材の無いこのカードが攻撃対象となった時、このカードをエクシーズ素材として「No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon」1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。
解説
Dr.フェイカーとアストラル曰く、「最強のナンバーズ」。
待望の完全耐性持ちモンスター。大半のボスキャラの切り札が苦手としている除外、バウンス(手札に戻す)すらも通用しない耐性、一度だけとはいえ相手の攻撃力を上回る戦闘面での強さ、それを越えられても破壊を無効化できる能力、ORUを使い切っていれば例え破壊されても偽骸神龍に繋げられる場持ちの良さ、まさにラスボスにふさわしい超弩級のモンスター。大量のトンデモ効果の詰め合わせで、「No.39希望皇ホープ」と「ダブル・アップ・チャンス」のコンボ、効果の抜け道を突いたNo.32海咬龍シャーク・ドレイクの猛攻を受けるが悉く耐えきり、遊馬・シャーク・カイトを追い詰める(破壊はされているしダメージも受けている)。しかし、仲間の絆を受け継いだ銀河眼の光子竜の猛攻を受け、とうとう爆発四散。これでフェイカーのLPは0になり、勝負は決まったかと思われた。
しかし、その粉塵の中からは新たなモンスター、No.92偽骸神龍Heart-eartHDragonが降臨していた。
ちなみに、この話で3回も破壊されている。
OCGテキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻 100/守 100
レベル5モンスター×3
(1):1ターンに1度、このカードが攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードの攻撃力はターン終了時までその攻撃モンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
(3):X素材の無いこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードをX素材として、EXデッキから「No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon」1体をX召喚扱いとして特殊召喚する。
解説
完全耐性効果及びダメージ効果と回復効果がごっそり削られてしまい、このカード自身は何の戦闘能力もない、No.92偽骸神龍Heart-eartHDragonを特殊召喚するための壁モンスターとなった。
攻撃対象になった時攻撃力が上がる効果が1ターンに1度までという仕様はそのままである。(ただし上昇はエンドフェイズまで)また、墓地からモンスターを装備する必要が無くなり、破壊耐性はガチガチガンテツと同じものとなった。
破壊耐性効果の性質上、アニメとは違い除外やバウンスに弱くなってしまっている。破壊ではなく墓地に送るNo.50ブラック・コーン号などは天敵である。とはいえ、墓地に送られた程度であれば素材の無い状態で蘇生して後述のような使い方ができるためあまり問題にはならない。
素材が無いときNo.92偽骸神龍Heart-eartHDragonを特殊召喚する効果が再現されているが、アニメとは違いカード効果による破壊でしか特殊召喚できない。とはいえ、相手が効果の特性上2回以上攻撃しないと戦闘破壊できないこのカードをわざわざ攻撃するとは考えにくく、リミット・リバースなどで能動的に破壊できるこちらの方が使い勝手は上と思われる。