城下町のダンデライオン
じょうかまちのだんでらいおん
概要
芳文社の漫画雑誌「まんがタイムきらら」シリーズのひとつ「まんがタイムきららミラク」にて2012年8月号から掲載されていた。
作者は春日歩。ライトノベル「俺、ツインテールになります。」の挿絵を担当している人でもある。
特殊能力を持っている上、父親が「王様」という、やんごとなきご身分ゆえに、まともな日常生活を送れそうにない大家族の日常を描く。
「まんがタイムきららミラク」が2017年12月号限りで休刊することになったため、「まんがタイムきらら」に移籍、2018年1月号から2019年9月号まで(奇数月号にて)掲載された。
新章に突入して「COMIC FUZ」に移籍、2020年8月7日から掲載。
テレビアニメ化された(後述)他、2016年8月には東京都内の劇場で舞台演劇版が上演されている。
ストーリー
特殊能力を持つ王家9人きょうだいの生活は、200個以上の監視カメラによって全国放送中!
しかも、きょうだい全員特殊能力者!
重力を操る三女、分身する四女…etc.
テレビを見た国民によって、時期国王に選ばれるのは誰だ!?
(まんがタイムきららミラク公式Webサイトより)
新章ストーリー
次期国王選挙を終え、新しい国王も決まった櫻田家の元に4年に一度開催される世界規模のスポーツイベント“ダンデリオン”招致の話が舞い込んできて…。兄弟姉妹の絆をかけた特殊能力戦の火蓋が今切られる!
(COMIC FUZ公式Webサイトより)
テレビアニメ
プロダクションアイムズの手によってテレビアニメが制作されており、2015年7月から同年9月にかけてサンテレビおよびTBS、CBC、BS-TBSで放送。
主題歌を手掛けるアイドルユニットのゆいかおりは、出演者も兼ねている(登場人物の項目も参照)。
地上波では放送休止が発生、サンテレビは1週ずらしたのに対し、あとの2局は2話一挙放送を実施した。
本来は2話構成だが、第3話と第5話は3話構成だった。さらに第1話および第11話と最終話は1話構成となっていた。なお第11話と最終話は原作には無いオリジナルストーリーである。
登場人物
櫻田家
櫻田総一郎:松本大
国王。威厳があるとは言いがたい見てくれの持ち主で、且つ王冠をうっかり家に持ち帰る事がある上王妃の尻に敷かれっぱなしだが、国民からは慕われている。両親(先代国王および王妃)に早くに死なれてしまった上一人っ子だった。なお若い頃の見てくれは修とほぼ同じだった(故に若かりし頃の宗一郎の声は修役の声優が兼ね役で担当した)。
王妃。弟と妹が合計4人いる。そのことから、誰にでも平等に接することが出来る。それ故に宗一郎と結婚し、さらにはその経験が子育てにも生かされている。なお、宗一郎の高校時代の1学年先輩に当たる。
ボルシチ:速水奨
櫻田家の飼い猫。木に登って降りられなくなっていたところを光に助けられたことがきっかけで櫻田家にやって来た。「古巣に似ている」という理由で茜の胸の上で寝るのが好き。
光のクラスメイト
チカ:大森日雅