「王族なら胸を張れ。前を見ろ」
CV:木村良平
概要
とある国の王族、櫻田家の長男で高校2年生。
王様になる意味を見出せない、という理由から選挙活動には消極的であり、国民に対する愛想の悪さも手伝って世論調査では万年最下位である。同じ消極的でも、愛想の良さで世論調査で首位をキープし続ける長女の櫻田葵とは対照的である。
とはいえ、慇懃無礼というわけではなく、王族として真摯で大人な対応ができる常識人である。
次女の櫻田奏は双子の妹だが、自分に対する負い目から王位を目指す彼女のことは王位につかせたくないと考えており、様々な妨害工作を行っているらしい。その一方で三女の櫻田茜のことは本人に対してはあからさまに示さないものの溺愛しており、茜ファンクラブ会員No.2という地位についている。
佐藤花との関係
王家の第一王子という地位にいるものの、そのことを鼻にかけてスカした態度をとることがないことから、クラスメイトの男子とは気の置けない付き合いをしている一方で、王子様のイメージとはかけ離れた立ち居振る舞いゆえ、女子からは恋愛対象として見られることはない。
そんな中、1年生のときのクラスメイトからも名前を忘れられるほど影の薄い佐藤花のことを、小学校4年生のときにクラスメイトになったに過ぎないにもかかわらずしっかり覚えていたことがきっかけで彼女に好意を寄せられることになる(詳細については佐藤花の項目を参照)。
ある日のこと。花から突然愛の告白をされるが、選挙活動が忙しいことを理由に返事を保留した。
だが実際は、王族である自分と交際すれば、まして自分が王様になり彼女が王妃になればファーストレディとして公の場に出席して注目を集めることになってしまうことにためらいを感じたためであった(このことが選挙活動に消極的な理由である)。
そんな思いを父の櫻田総一郎に告げたところ、彼から自らの経験を基にした助言と激励を受けたことがきっかけで花の思いを受け入れることを決めた。
花と交際を始めてからは、自らの街頭演説を彼女に手伝ってもらった効果もあってか徐々に支持率は上がっている。
能力
瞬間移動(トランスポーター)
要約すればテレポート。自分自身と、自分と触れたモノを瞬間移動できる。その気になれば地球の裏側にまで物体を移動させることも可能。
能力が暴走した際、火山の火口とか南極のような酷寒地など生命が危険にさらされるような場所に移動してしまわないか不安な能力である。