CV:銀河万丈(日本語ボイス)
概要
『バイオハザード・リベレーションズ』で登場したキャラクター。
アメリカ合衆国直轄の対バイオテロ部隊FBCの創設者である長官。
予てよりバイオテロの到来を予見しており、FBCの実行力強化の必要性を国際社会に訴えていた。
地中海の海上都市テラグリジアにて、過激派テロ組織「ヴェルトロ」が引き起こしたバイオテロ(通称テラグリジア・パニック)においてFBC代表として対策を指揮する。最終的に最早テラグリジアは回復不能と判断し、太陽光発電システム「レギア・ソリス」の放射熱で汚染された街を丸ごと焼却処分という強行的な手段で消滅、事態を収束させた。
この惨劇は人々にバイオテロの恐怖を植え付け、彼が率いるFBCは国際社会において大きな影響力を持つ組織としてより発展していく事になる。
※以下、ネタバレ注意
その正体はテラグリジア・パニックの真の黒幕。
テラグリジア・パニックとは、ヴェルトロを利用した自作自演であったのだ。
共謀者であったジャック・ノーマン率いるヴェルトロにT-Abyssウィルスや拠点となる豪華客船を改装した3隻の工作船、そしてウイルス散布用の装備などを提供してテラグリジア・パニックを引き起こさせ、事が済んだ後は、先述の滅菌作戦で巻き込む形でノーマンを含むヴェルトロメンバー全員が拠点としていた船ごと海に沈め、自らは「ヴェルトロを壊滅させた英雄」として、目論見通りにFBCの権威を向上させた。
悪事は全て闇に葬られ、自身とFBCの立場も盤石の物になったと思われたが、テラグリジアの強行策でモルガンに不審を抱いたBSAAのクライヴ・R・オブライエンとレイモンド・ベスターらによるヴェルトロの復活劇に踊らされ、BSAAにテラグリジア・パニックの真相の片鱗を見せてしまう。
クリス達にテラグリジア・パニックの真相を暴かれそうになると、彼らの口も封じようと、BSAA隊員が調査中のヴェルトロの関連施設を爆撃したり、クリスやジルの乗った船を沈めようとしたり、FBCの部隊を率いてBSAA本部を襲撃してオブライエンらを拘束する等、手段を選ばずに強硬手段へと走っていく。
また、ノーマンも当初からモルガンを信用しておらず、万が一のために取引の様子をPDAに記録していた。PDAの存在に関しては彼への最後の連絡の時点で聞かされており、後にクイーン・ディードへFBC隊員を派遣して回収を試みるが、部隊は自らT-Abyssを投与して延命していたノーマンに返り討ちに遭い回収に失敗する。
最終的にクリス達が回収したPDAの記録をBSAAや部下達の前で放映された事でテラグリジア・パニックの真実が暴かれ、直後にオブライエンの手で逮捕された末にFBCも解散、BSAAに吸収される形で消滅となった。
その際には抵抗する事も取り乱す事もなく、オブライエンにかつての意趣返しと言わんばかりに「BSAAは大きな間違いを犯しているぞ」とだけ言い残して連行された。
そして、このモルガンが言い残した発言は16年後に思わぬ形で現実となってしまう事となる…
関連タグ
フレデリック・ダウニング、スベトラーナ・ベリコバ:同じく最終的に破滅しながらも命を落とす事なく退場したバイオハザードシリーズの黒幕。どちらも己の野望のためにテロリストを利用していた。
小津勇一:ドラマ『銭形警部』の登場人物。こちらもモルガンと同様に自身が捨て駒として切り捨てた共謀者の犯行記録が原因で足元をすくわれた黒幕である。