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三大怪獣地球最大の決戦の編集履歴

2021-05-30 16:16:01 バージョン

三大怪獣地球最大の決戦

さんだいかいじゅうちきゅうさいだいのけっせん

三大怪獣地球最大の決戦は1964年に公開されたゴジラシリーズ第5作品映画。ゴジラ最大のライバルともいえるキングギドラの初登場作品でもある。

概要

本作は黒澤明監督の「赤ひげ」の撮影が長引いてしまったことから穴埋めに急遽企画された作品だった。この年は4月に「モスラ対ゴジラ」の公開もあった為、2018年にアニゴジ第二章・第三章が封切られるまでは、年に2本のゴジラ映画が公開された唯一の年だった。


前作で初共演を果たしたゴジラモスラに加えて、もう一体のスター怪獣であるラドンが合流し、そこに東宝特撮史上最大の脅威ともいえる宇宙怪獣キングギドラが初登場して激突するという、タイトルに恥じない規模のオールスタームービー。隕石から飛び出した炎が形を変えてキングギドラとなる出現シーンは必見の名場面として有名である。

モンスターバースシリーズ第3作『KING OF THE MONSTERS』を手掛けたマイケル・ドハティは、東宝を「(MCUのような)シネマティック・ユニバースの先駆者となった会社の一つ」と評しているが、単独映画で活躍したキャラクター達が全員集合するお祭り映画という点では確かに現在の『アベンジャーズ』に近い。


また、本作以前のゴジラは「人類への脅威」「人類の敵」として描かれていたが、本作にて侵略者にして後にゴジラ最大のライバルとも呼ばれるキングギドラと戦ったことで、人類の味方として描かれる機会が増えるきっかけを作り、ひいては本作が怪獣対怪獣の格闘映画への路線を決定づけたとされる。


ちなみに登場怪獣はゴジラ、ラドン、モスラ(幼虫)、キングギドラで4体となるため、タイトルと矛盾しているように思えるが、このタイトルで指し示しているのは地球側の怪獣(にしてそれぞれ主役映画がある)、つまりゴジラ、ラドン、モスラである。これにより、初めてゴジラがタイトルにならなかった作品となった。


東宝三大怪獣


……が、なぜかリバイバル放映された際にタイトルが『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』と改題された。なぜハブったし

なお、オリジナル版の予告編が残っていないため、現在使用されている本作品の予告編はこちらでの再編集版となっているため、ものの見事にラドンがハブられることに。


あらすじ

1月なのに猛暑が続き、流星群も飛来するなど、数々の異常気象が日本を襲う中、巨大な隕石が富山・黒部の近郊へ落下した。時を同じくして、金星人だと名乗る謎の女性が、日本各地に姿を現しては「地球に危機が訪れている」との予言を説くようになったが、誰もこれを信じようとはしなかった。

しかし刑事の進藤は、その女性が墜落事故に巻き込まれて行方不明になっていたセルジナ公国のサルノ王女だと気付く。やがて彼は、彼女が本当に金星人の末裔であり、予知能力を発揮していた事を知る。


そして彼女の予言は的中し、ゴジラが、ラドンが暴れ始める。さらに、二匹の怪獣が争い合う中、隕石の中から宇宙怪獣キングギドラが出現、日本各地を襲い始める。唯一モスラだけはギドラに立ち向かおうとしたが、一匹ではまるで勝ち目がない。


モスラは必死にゴジラとラドンを説得する。当初は「地球や人類がどうなろうと知ったことではない」と否定的だった二頭だが、一匹だけでもギドラに挑もうとするモスラの姿を見てついに協力を決意する。

地球の3大怪獣と、最強の宇宙怪獣キングギドラの決戦が、今始まった。


余談

シナリオには往年の海外映画『ローマの休日』のオマージュが組み込まれているとされており、某国の王女が身分を隠して一般人と絡んで行くという内容になっているのが大きな特徴である(実際はその王女が電波だったり命を狙われたりとかなり殺伐としているが)。


2019年公開のハリウッド映画『KING OF THE MONSTERS』においてはゴジラに加えてラドンモスラキングギドラの3体がメインの怪獣として登場、本作と同じメンツがアメリカで一同に会することとなった。


関連タグ

ゴジラ モスラ ラドン キングギドラ 金星

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