※漫画・アニメ作品ケロロ軍曹で登場する同名表記の集落については後半で解説。
山梨県南都留郡忍野村(おしのむら)
山梨県南東部、富士山北東側の御坂山地に囲まれた盆地に位置する、面積約25km2の比較的小さな村。
1889年に現在の村政体制となり、富士吉田市、都留市、山中湖村と隣接する。
西暦807年の創建とされる忍草浅間神社があり、富士山の山岳信仰の重要値として古くから集落化していた。
その後は長く純粋な山間農村地帯であったが、第二次世界大戦に豊かな水源を活かしたマス類などの養殖や観光業が発展する。
近年は電子機器メーカーが進出し工業も盛んである。
鉄道は通っておらず、富士吉田市の富士急行富士山駅が最寄りとなる。
観光地として、湧水地群の忍野八海、県立富士湧水の里水族館、忍者を題材にしたテーマパーク「忍野 しのびの里」などがある。
ケロロ軍曹で登場する「忍野村(しのびのむら)」
主要人物の一人東谷小雪が育った出身地である。
住民の忍者たちはかつて「忍庁」に所属していたが、現在はそれぞれ都市部に移住した事から廃村状態となっている。
またドラマCD版ではアニメには登場していないオリジナルの忍者も描かれた。
村の掟として「村から出ようとしたものは『自らの心に掛けられた呪術』により死ぬ」とされるが、原作ではドラマCD版やアニメ版よりその程度が緩くなっている。