CV:大原さやか
概要
経歴こそ謎は多いが小雪の過去を知っている数少ない人物の1人であり、小雪の過去を解き明かす上で欠かせない存在となる人物。
今の小雪が明るい性格となっているのも彼女のおかげであり、年齢は小雪より上である。
元はドラマCDである「宇宙でもっともギリギリなCD その4」で登場した過去編のゲストキャラクターの1人だったのだが、小雪の過去設定が公式化された影響で彼女も原作やアニメに逆輸入された。
人物像
年齢が不明であるため忍野村に何年住んでいたかは明かされていないが、小雪が忍野村にやって来た頃からすでに大人びた性格をしていた。
当初こそ小雪に対してはあくまで名付け親という立場で接していたのだが、村の掟によって死にそうになったところを小雪に助けられて以降、彼女を友達として認識するようになる。
ドラマCD版のリメイクとなるアニメ版ではツンデレ部分が強めになっているが、小雪が見つけた河童を快く受け入れるという優しい一面も持っている。
忍野村解体後
現在は都会のどこかで会社員として暮らしている。
ただしどこに住んでいるのかは不明となっており、上記の過去編のラストでは現在の小雪をスーツ姿の彼女が見守りながら笑うというシーンで終了している(なお本シーンはメディアによって僅かに異なり、原作では小雪がそのことに感づいていたことになっているが、アニメ版では小雪は彼女の存在に気付いていなかったことになっている)。
その後もアニメ版の小雪関連のエピソードではそれを仄めかすかのような演出が何話かあり、モブとして時々スーツ姿で登場するシーンがある。
そして原作第152話でついに現代編にも本格登場。
小雪が修学旅行で奈良に行くということを聞き、彼女に出会うついでにそこに拠点を置く泰連について忠告をしに来た。
出番は原作オリジナルのこのシーンのみであるためかなり短いが、小雪をただの仲間としてではなくかげがえのない友達として見るなど、当時と比べて性格が全体的に柔らかくなっている。
余談
ゲストの人物像としては珍しいシリアス寄りのキャラ。
本作のゲストは基本的に真面目でありつつもどこか間の抜けた「愛すべき馬鹿」的要素のあるものが多いのだが、彼女含めた忍野村の忍びたちは全員シリアス調が一際目立つものとなっている。
これは彼女が育った忍野村がかなり悲惨な過去を持っているためだと思われるが、本作品は元々ギャグ漫画であるため、地味に本作をギャグとかけ離れたシリアスな作品にしてくれるというシリアス回量産可能キャラにもなっている。
なおドラマCDでは同名の漢字で「読み方がガイ」というキャラクターが存在する。声優は例の黄色いやつで御馴染の子安武人氏。アニメでは本格登場しないため、pixivで「ケロロ軍曹」「骸」のタグがついているイラストは、大抵ムクロの方を指すことが多い。