概要
かつて忍野村に住んでいた忍犬。幼少期に小雪や骸のとともに修行をしていた仲間であり、ドロロが村に来てからは彼と共に修行をした仲間でもある。活躍としては後述の影響で後者の方が目立って描かれている。
罠にかかったドロロ(当時はゼロロ)を小雪とともに救ったため、ドロロには「命の恩人」とも言われている。
ちなみに、右目は青色・左目は黄色と左右の眼の色が異なる。元はアニメオリジナルキャラだったが、逆輸入される形で原作にも登場している。
経歴
初登場
初登場はドラマCD版である「宇宙でもっともギリギリなCD」の4話。当初は彼がそこまで話題に上がることがなかった。というのもこのエピソード、「ドロロと小雪」という名前だが「小雪の過去」を主に紹介していおり、ゼロロ登場以降は省略されている。そのため、ゼロロ(ドロロ)は過去エピソードで一切登場しないという不憫な扱いを受けている。
その影響で彼についての話題も上がらず、本エピソードでは「零夜叉という犬がいたが、具体的な戦闘能力等はすべて不明」という認識が目立っている。
尚このエピソードで零夜叉の幼少期が声付きで登場するが、後のリメイク作にあたるアニメ第98話では尺の都合でカットされている(その代わりにそのアニメ版で追加されたオリジナルのシーンで若き時代の零夜叉が登場するシーンがある)。
本格登場
その後、零夜叉が本格的に登場したのはアニメ第68話Bパート。ドラマCD版を聴いていた人からすれば、後日談にあたる。
本エピソード地点では世間から事件や困っている人を助けていた「正体不明の利口な犬」として話題になっており、ドロロたちと忍野村を離れることとなった日に「お互い技を磨き、いつか再び相まみえようぞ」という約束をしたため、それを果たしにドロロが住んでいる奥東京市へやって来た。
ケロロ小隊も彼をスカウトしようと企むのだが、戦闘力がここで明かされ、タママの攻撃をすべて前足で防いだり、ギロロの粘着弾を全て避けたり、コンクリートの道に穴を開けたりできるほどの強さであることが判明する。もちろん格闘術以外の能力も多く持ち合わせており、口にペンを咥えて字が書ける(作中では習字で自身の名前を書いた)他、忍犬であるため忍術を使いこなすこともでき(ケロロに本物のガンプラと惑わせる術を使った)、明らかに犬の域を越していることが分かる。
エピソード後は奥東京市を去り、再びどこかの町に彷徨っている。
以降の登場シーン
その後の登場出番は少なくなっているもののモブとして本編にはたまに登場しており、原作では第252話ラストのコマにドロロ・小雪と一緒に写る形で姿のみ登場。
上記2エピソードのシーンが原作には収録されていないため、原作では長らく登場していなかったキャラだったが、このカメオ出演によって原作にも設定上は存在していたことが明らかとなる。