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ペーネロペー

ぺーねろぺー

小説及び映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する、地球連邦軍の新型モビルスーツ。

概要

型式番号RX-104FF(Flight-unit Fixed)

地球連邦軍キンバレー部隊に配備された第五世代モビルスーツ。パイロットは、レーン・エイム中尉。名称の由来はギリシア神話の英雄オデュッセウスの妻ペネロペ。

開発部署は違うが、開発にアナハイム・エレクトロニクスが携わったΞガンダムとは兄弟機と言える。その事をレーンは知らなかったが、SFS無しで単独飛行するΞガンダムを目にした際に、ペーネロペーを「ミノフスキークラフト搭載MSは、こちらがマザーマシン」と表現している。

原作小説では、ガンダム系の設計思想の名残があるモビルスーツという設定だったが、「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」でオデュッセウスガンダムという機体がフライトユニットを装着した形態という事になった。

地球に降下してキルケー部隊に配属されてからはその高性能をもってマフティーが運用するメッサーなどに対して高い戦果をあげた。しかし、Ξガンダムとの交戦ではパイロットの力量差から劣勢を強いられていた。

劇場版では「小型化したミノフスキー・フライトを初めて搭載したモビルスーツの一機」と紹介されている他、飛行の際には独特の怪音がする。

劇中ではパイロット保護用のサバイバルガンとしてマグプルFMG-9が配備されていることが確認できる。

フライト・フォーム

ペーネロペーの高速飛行時の形態。

Ξガンダムと比べると、空気抵抗軽減用ビーム・バリアーの完成度が低く、空気抵抗を減らすための可変機のようなこの形態へと変形する必要がある。

劇場アニメ版では、脚部だけMS形態でフリーにしたガウォークのような形態も見られる。

機能

ミノフスキー・クラフト/ミノフスキー・フライト

反重力推進装置。ホワイトベースなどの戦艦にしか搭載できなかったミノフスキー・クラフトをダウンサイジング搭載している。

劇場版では「ミノフスキー・フライト・ユニット」と名称が変更されている。

ビーム・バリアー

ペーネロペーは機体の各部にバリアーが搭載されている。U.C.0105には、本機だけでなく、モビルスーツや戦艦、施設の防御設備など幅広くバリアーが用いられている。実体弾やビーム、大気圏突入時の熱から機体を防御する。

大気圏内で高速飛行時には、進行方向に波形を変えたビームを展開する事で空気抵抗を軽減し、大気の干渉を減散させ、大気圏内をマッハ2に近いの速度で飛行させる。

武装

頭部バルカン砲

フライトユニットの先端に四門装備する機関砲。

ビーム・ユニット(コンポジット・ウェポン・ユニット)

原作小説には登場しない武器。

両腕部に装備するビームサーベルとメガ粒子砲とミサイルを装備したバックラー。

メガ粒子砲

ビームサーベル

ミサイル

ビーム・ユニットに装備されている各種兵装。

ファンネルミサイル

肩部ファンネルミサイルポッドに装備している。

サイコミュを用いたホーミングミサイルで、脳波誘導したこのミサイルを相手に直接ぶつける。旧世紀の誘導兵器よりも確実なピンポイント攻撃が可能である。

サンドバレル

対MS・対実弾迎撃用散弾。

散弾を用いて敵モビルスーツやミサイルを撃ち落とす防御を目的とする。

型式番号:RX-104

原作小説には登場せず、「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」で設定された機体。

名称のオデュッセウスはギリシア神話に登場する、トータル20年(※)の漂泊の末に故郷へ帰還した英雄オデュッセウス。この20年という期間がアナハイム・エレクトロニクスが、アナハイム製ガンダムの開発を開始してから20周年、ミノフスキークラフトをモビルスーツに搭載するまで20年かかった事にかけられている。

詳細は該当記事を参照。

※トロイア戦争従軍時期10年+故郷帰還までの航海10年=20年という計算

外部出演

スーパーロボット大戦シリーズ

発参戦はスーパーロボット大戦V。本作では「Gハウンド」と呼ばれるゲームオリジナルの部隊で運用されている。

敵として登場するが、いつものアレで条件を満たすとレーンと共に自軍として使用可能(もちろん乗り換えも可能)。

本作に登場しているハサウェイは「ヤマトらの世界である新正暦世界にも記録が残っているテロ活動に参加していたマフティー・ナビーユ・エリン」ではなく「新正暦世界の100年前に似ているけど別の世界である宇宙世紀世界のハサウェイ」であるためレーンとの関係も原作とは違う。

性能的にはほぼΞと同レベル。

加入後に地上ステージが少ないため空Sを活かし切れないのがネック。とはいえ、それでも性能は十分に高い。

ガンダムVS.シリーズ

参戦はマキシブーストより。また、DLCという形でフルブースト家庭版にも登場している。コストは最上位コストの3000。

メガ粒子砲(要はゲロビ)を兼ね備えた射撃寄り万能機。ビームライフルに連動してファンネルミサイルを発射する特殊能力を持っており、ビーム実弾織り交ぜた濃厚な弾幕戦が得意・・・というのはΞと一緒

主な相違点は

  • 1:メガ粒子砲の性能で劣るものの、ファンネルミサイルの性能はこちらが優秀。
  • 2:時限強化武装は無いが、その分耐久値や素の機動力などはこちらが上。
  • 3:メガ粒子砲は通常の照射以外にも、近距離戦向きの縦薙ぎ払いと横薙ぎ払いがある。

ここまでならΞの上位互換。問題なのは

  • 4:一定量のダメージを受けるとフライトユニットが破損、パージされオデュッセウスガンダムとなる

この形態だと機動力が悪化する、言うなれば時限弱体機。自衛面に関してはON移行時に改善されたが、それでもファンネルミサイルといった攻めの要が使用不可になるのは辛いところ。

『全部攻撃を避ければいいじゃん。』と思うかもしれないが、注目度が高い尚且つ試合を引っ張ることになる最上位コスト故にそれも難しく、どうしても弱体化時間が訪れる。

しかし再装着されたフライトユニットは撃墜されるまでパージされることが無いという非常にムラの大きい機体でもある。

なお、マキブのペーネロペーの留意点というよりもこの機体と組んだ相方が注意すべき点なのだが、この弱体化仕様はコストオーバーの影響を受ける。相方が撃墜されてからペーネロペー側が撃墜されると最初から弱体化状態なお且つ耐久値減少状態での再出撃を余儀なくされる。

できる限り、先落ちはペーネロペーに譲ってあげよう。

立体物

SDガンダム三国伝にて演者に選出される。ROBOT魂で発売しているものの、MG化されていない。

この度、第58回静岡ホビーショーに参考出展された劇場版仕様のペーネロペーがHGUCシリーズにラインナップが決定した。

待望のHG化となる。

2019年10月発売、価格は7480円ナラティブガンダムA装備(5940円)と比べ、やや高め。

内部のオデュッセウスガンダムも再現されており、FF(フィックスド・フライト)ユニットを分離してディスプレイすることが可能となっている。

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