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デルフィーニの編集履歴

2021-06-29 19:22:28 バージョン

デルフィーニ

でるふぃーに

デルフィーニとは、ファンタジー小説及び舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」に登場するキャラクター・

「ヴォルデモート卿、私です。あなたの娘です」


演者:エスター・スミス(舞台)


概要

デルフィーニとは、デルフィーという通称で知られた半純血の魔女であり、ヴォルデモートベラトリックス・レストレンジの娘である。母の夫である養父、ロドルファス・レストレンジから闇の魔術を教わった強大な闇の魔法使い。

アイルランド不死鳥オーグリーを象徴としており、首と背中にオーグリーのタトゥーを彫っている。

タイムターナー(逆転時計)による時間移動によってヴォルデモート卿の復活を目論んでいる。


人物

第二次魔法戦争の最中、ホグワーツの戦いの一年前にマルフォイ邸で誕生。

ニンファドーラ・ルーピンと、ドラコ・マルフォイの母方の従妹。テディ・ルーピン及びスコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイの従叔母に相当する。

ヴォルデモート卿の唯一の子供であることから、父の死後、彼女は唯一のサラザール・スリザリンの継承者となった。


名前のデルフィーニは星座のいるか座(Delphinus デルフィヌス)や上半身が人間の女、下半身は蛇またはドラゴンの姿をしている化け物(Delphyne デルピュネー)に由来するもので、星座やギリシャ神話を基に命名するブラック家の伝統を引き継いでいる。

ただし、デルフィーニという名前が本名かは定かではない。


両親の素養を受け継いだ誰もが認める美形。

目的の為には手段を選ばないが、父親同様に必要があれば誰にとっても魅力的な人物になる事ができた。

強く美しく、好人物を演じていた彼女は、ハリーの息子・アルバスの初恋の相手でもあった。

彼女の本性は非常に残酷であり、許されざる呪文を使う事にも一切躊躇がない。


そんな彼女の願いとは「ヴォルデモート卿の復活」。

亡き父への敬愛、愛情は紛れもない本物であり、無慈悲で冷酷な振る舞いは全て父への思慕の念が成さしめたものである。


後述の行動を起こした引き金は、「よけい者がよけい者でなくなり、時間が逆戻りし、見えない子供たちがその父親を殺すとき、闇の帝王が戻るであろう」という予言。これは本人の部屋の壁に蛇語で刻まれていた。


コンプレックスを抱えるアルバスとスコーピウスを巧みに取り込み、逆転時計を用いた歴史改変へ誘導することで「ヴォルデモートが勝利した世界」を一度は造り出す。

ヴォルデモートが勝利した世界では彼女は「オーグリー様」と呼ばれており、ヴォルデモートの「闇の印」と共に彼女のシンボルである「オーグリーの印」がホグワーツや魔法省に掲げられている。

これはあのヴォルデモートが、いかなる部下にも与えなかった特別な地位にデルフィーニを取り立てた事を意味していた。


が、スコーピウスがその世界におけるスネイプの協力を取り付け、闇の魔法使いへの抵抗を続けていた(その世界の)ロン・ハーマイオニーと共に自分とアルバスの歴史改変を阻止したことで時間は元に戻された。


その後、逆転時計の処分を決めたことを伝えに来たアルバスとスコーピウスの前で本性を現し、二人を拘束するとアルバスから逆転時計を奪い、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の時間に跳躍。

セドリックを再び妨害し死喰い人に仕立てようと試み、その隙に逃げ出した二人を抹殺せんとするが、この様子を発見したセドリックの武装解除呪文を受けてしまい失敗。

業を煮やしたデルフィーニは、1981年10月30日、つまりヴォルデモートがポッター家を襲撃する前日へ二人もろとも跳躍、さらに二人が元の時代に帰還するのを阻止するため逆転時計を破壊して去った。



これで彼女の願いは果たされるかに見えたが、アルバスの機転が全てをひっくり返した。

アルバスは、生まれたばかりのハリーのおくるみだったブランケットを現在自分が所持していること、それは新学期の祝いにもらったものだが、口論になった拍子にロンが持っていた「愛の妙薬」が零れ落ちて焼け焦げたことを思い出していた。

さらに、ハリーは両親の命日に、ちょうど妙薬と反応して高熱を発する物質を扱っていたことも。


これを利用し、その一件で焼け焦げる部分にメッセージを仕込めば、元の時間でハリーたちが気づくかもしれない、と賭けに出たのである。

この賭けは見事に当たり、メッセージに気付いたポッター夫妻は、ロン、ハーマイオニー、ドラコを伴ってマルフォイ家が管理する逆転時計を使用、運命の日に跳躍。


その後デルフィーニは、聖ジェローム教会ヴォルデモートと遭遇。父の前に駆け寄り、ここまでのことを嬉しげに語るデルフィーニだが、彼女の前に現れたヴォルデモート卿はハリー・ポッターが変身した偽物だった。

教会に入ったところでハリーの変身魔法が解けてしまい、騙されたことに気付いたデルフィーニは教会の出入り口を全て封印、閉じ込められたハリーに猛攻を仕掛ける。


しかし、床を見落としていたために格子戸からのアルバスの侵入をゆるし、封印呪文を解除されたことで外にいたロンたちが突入。

現役のベテラン魔法使い5人を相手に渡り合うという恐るべき実力と執念を見せるも、最終的には押し負ける形で敗北。

ちょうどその時、ポッター家襲撃のためにやって来た本物のヴォルデモートの気配を察知。

何度も何度も父の名を叫びながら拘束され、その後アズカバンに収監された。


能力

魔法使いとしては極めて優秀。

特に魔法使いの戦闘、つまりは決闘に長けており、ハーマイオニー・グレンジャー魔法大臣やハリー・ポッター魔法法執行部部長といった4人の熟練した魔法使いを一時的に渡り合う事ができた。

さらに父親であるヴォルデモート卿からの遺伝でパーセルマウスであり、部屋を隠すためパーセルタングの暗号を用いた。

また、ヴォルデモート卿が編み出した飛行術を使う事ができ、箒や道具に頼らずに自在に空を飛ぶことができた。

杖なし呪文にも長けており、基本的な魔法であれば手をかざすだけでそれらを扱う事ができた。


表記

彼女の姓は父方のそれを引き継ぐと考えるとリドルになるが、ヴォルデモートが捨てた名前であるためデルフィーニ・リドルと表記するのも不自然。デルフィーニ・レストレンジ、デルフィーニ・ゴーント、あるいは遡ってデルフィーニ・スリザリンあたりに表記するのがしっくりくるが、作中で言及のない姓名で表記するのも不自然。よってただデルフィーニとタグを付けるのが自然だろう。


関連イラスト

ハリポタまとめ呪いの子

ハリー・ポッターと呪いの子Delphini (Harry Potter fan-art)


関連タグ

ハリー・ポッターと呪いの子 ヴォルデモート ベラトリックス・レストレンジ ロドルファス・レストレンジ

ヴォルベラ

死喰い人

デルフィー 表記揺れ

デルフィーニ・ディゴリー(偽名)

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