概要
細くて悲しげな目つきをした鳴き声が特徴的な腹ペコの小型のハゲワシのような外見をした緑がかった黒色鳥で、極めて内気な性格をしており、茨やトゲで巣を作り、大きな昆虫や妖精を主食としているとされる。
またその性格からか、普段は涙型の巣に籠っているが、土砂降りの雨の時だけ飛翔するという性質を持つ。
原産はイギリス、アイルランドだが、時に北欧でも見る事ができ、その「グッグッ」と波打つように震える胸の張り裂ける様な特徴的な鳴き声は、かつてはまるで哀悼するかのように聞こえた事もあり、死の予兆として信じられ恐れられ、魔法使いたちは巣に近付く事さえしなかったが、後に辛抱強く調査した結果、オーグリーが鳴くのは雨が近付くからにすぎないと分かり、それ以来、一転して家庭用天気予報鳥として流行する事となった。
なお、オーグリーの羽根はインクをはじく為、羽ペンとしては役に立たないが、ホグワーツ魔法魔術学校で使用されている「入学名簿」と「受け入れ羽根ペン」にはこの鳥の羽根が使われているのではないかとまことしやかに噂されているが、真偽のほどは不明。
またある人物にとっては特別な思い入れがあるらしく、自身のシンボルとして使用していた。