概要
冷やしたい対象に向けて空気の流れを作り、対象物の温度を下げてオーバーヒートさせないようにすること。
冷却水(冷媒)や周辺機器を付けずに済むため、安価で整備性も高いが、冷却効率は高くない。
対象物
エンジン
- バイクはエンジンを露出させることで、シリンダーのフィン(ヒレ)を伝った熱を走行風で冷却している。
- 自動車やスクーターには、エンジン軸で回転させるファンを使って起こした空気の流れを冷却に用いるものがある。
- シリンダーをV型に配置(Vツインなど)させたのも、シリンダーが独立することでの冷却効果向上を図ったものである。
- 飛行機ではエンジン全体を冷やすためにシリンダー配置を星型に設定し、飛行時に空気を取り込んで冷却した。
- (シリンダーあたりの)排気量は大きくなると冷却に不利になり、エンジン自体の大型化による利便性悪化も懸念される。
- また、エンジンオイルも冷却に効果があるため、オイルクーラーを取り付けることも。