図鑑データ
「お疲れっ! あたし、涼波。夕雲型の十番艦よ。
藤波、早波、待たせたわね! 提督、スズでいいよ。
これからよろしくお願いね!」
概要
2021年5月8日より開催された、艦隊これくしょんの期間限定イベント海域「激突!ルンガ沖夜戦」の後段作戦(5月21日開始)で実装された駆逐艦娘。
同イベントの第四作戦海域(E-4)で入手可能。
同イベントにおけるドロップポイントはE4のWマス及び第3ゲージボス・第4ゲージボス。
Wマスは道中マス扱いながらドロップなし(いわゆるガシャン)がほぼない反面、S勝利限定かつドロップ率も甲で2%前後とやや低め。
周回難易度的にはWが基本的に支援不要のため周回し易いが、集積地棲姫2体・砲台小鬼2台・輸送ワ級2隻の敵第1艦隊とツ級1隻・駆逐ハ級2隻にPT小鬼群が3組の敵第2艦隊からなる連合艦隊を輸送連合で攻撃する事になる。輸送連合という事もあって道中にいくつか事故が起きやすいマスがあり、Wマスの集積地棲姫とPT小鬼対策を怠るとS勝利も安定させづらい。
第3・第4ゲージボスマスは消費が重い反面道中の突破を安定させやすく、友軍来援後なら基地航空隊1つを潜水艦マス・2つをボスマスに集中して送り、ボス手前のZ2マスをネルソンタッチ等の特殊砲撃で凌げば支援無しでのS勝利率は高い。
どちらも艦隊の練度と装備が大きくものをいうことには違いないが、A勝利でもドロップが見込めるボスマスを狙うか、消費と周回の容易さでWマスを選ぶかでの提督の判断が重要になる。
最終海域E5の第3ゲージには藤波・早波と共に友軍艦隊の一員として来援する。最終海域での特別な特効は持っていないものの姉妹と協力してカットインが刺されば轟沈は無理でも敵随伴艦を中大破或いはボスをワンパン圏内まで削ってくれるため、友軍としていい仕事をしてくれていた。
前段作戦で実装された姉艦である巻波と一緒に同じイベントで実装された夕雲型でこれは「AL作戦/MI作戦」で実装された早霜・清霜以来。
容姿
緑青色の髪と黄土色の目を持ち、横髪の一部と、後ろに回した前髪を後頭部でまとめ、水玉模様のリボンで結んでいる。さらに、髪は先端に向かって水色に薄まっていく。これは白露型に近しい特徴であると言える。
巻波に続いて夕雲型のおでこちゃん枠。ただ髪の分け方に違いがみられる。
制服及び艤装は夕雲型共通で妹の早波のようなニーソックスなどのアレンジもしていない。
なお左手から爆雷をばら撒いている。
また中破以上で露出する下着は黒基調ながらも、すぐ下の妹の斜め模様に対し、縦縞である。
水着mode
2021年7月15日のメンテナンスにおいて、水着modeが実装された。
意外にもそれとわかる程度には胸部装甲があることが発覚しており、浦賀船渠出身の姉妹たちと比べる形で「浦賀夕雲型の裏切り者」なる、ある意味不名誉(?)な称号が付いたとか…。
性格
一人称は「あたし」或いは名前の一部を取って「スズ」。
僚艦を漢字一文字からとって呼んており、有明や嵐に似通っているが、直接の上司となる二水戦旗艦の「能代」は「さん」を付けて呼んでいる。
秘書艦として書類整理から提督への気遣い、三食をそつなく用意するなど極めて有能。
史実でわずか4ヶ月で戦没したことが頭によぎるようだが、華の二水戦所属艦だと自分を鼓舞して戦場に赴こうとする姿勢が見られ、同郷の深雪にも通じるところがある。
上述の通り妹艦で三二駆の僚艦でもあった藤波は「藤」早波は「早」と呼び、朝9:00の時報では第三二駆逐隊として演習に出ている。また玉波こと「玉」にも言及しており未だ艦隊に合流していない(つまりは未実装である)事をあげつつ「ま、追っかけ来るだろ」といっている(以前のカレンダーの身元不明の夕雲型の件もあるので実装フラグか?)
浜波は史実では相まみえることが出来なかったが涼波自身も同じ駆逐隊で嘗て会う事が叶わなかった妹の事は気になっていたようで夜の20:00も浜波が差し入れを持って現れた際は驚きつつも大変喜んでいる。持ちろん呼び方は「浜」(準同型の陽炎型13番艦の浜風は夕雲型とは従妹関係と言えるので姉妹に対する呼び方は適用されないと思われる)
早波から聞いてたのと「ちょーっと雰囲気違うけど」との事らしいが大変気に入った様子で差し入れのおかずもおいしいと誉めている。
性能
巻波と同じくLv30で改造可能。
火力が【52】、雷装が【82】で夜戦火力が【52+82=134】と改止まりの駆逐艦としては巻波改と並んで高い。しかし魚雷カットインを狙おうにも運の値が無印で【6】改で【7】と下から数えた方が早いレベルで低く、最大まで運の値を改修しても【50】とそのままでは魚雷カットイン艦としての運用には向かない。補強増設を開けるのであれば「水雷戦隊 熟練見張員」の効果でカットイン率を引き上げる事が可能となっている為、旗艦に据えて探照灯や照明弾のサポートもあればイベント海域で特効艦に選ばれた場合候補に入れる事も可能。
戦勲からか対潜値が高めで【69】となるのでケッコンカッコカリ無しでの先制対潜は容易。しかし回避が一般的なコモンレベルの艦より低めの【79】までしか伸びず、妹である藤波改の【89】や早波改の【88】、浜波改の【90】と比べて約10も低い。
索敵が【54】と三二駆所属らしく夕雲型の中では高目である。
低めの回避と缶・タービンで補うかキラ付けで補うなどが必要な場面が出るかもしれず、運用の際にこの点は注意する必要があるだろう。
12.7cm連装砲D型改二及び12.7cm連装砲D型改三の装備ボーナスや電探シナジーは他の改止まりの姉妹と同様の値。
余談
涼波は夕雲型の2桁台の始まりである10番艦であり、涼波の実装で10番艦から19番艦までが実装された事になる。
早波の放置ボイスに登場しており涼波の轟沈は早波のトラウマとなっている。やたら藤波にベタベタしてる早波だが涼波の事も「涼波お姉ちゃん」と呼んでいる。
似た艦名の駆逐艦に「涼風」がいるが、ルンガ組の一員として今回のイベントモチーフ史実艦の1隻であり、涼波が二水戦に属した頃には同じ二水戦の一員であった。なお、涼波と同郷(浦賀船渠)だが、涼波のほうが早くに戦没している。
もう1隻「涼月」がいるが、こちらは時期は異なるが二水戦にも所属履歴があり、涼波戦没の時期にラバウルで遭ったことがある程度のつながりでしかない。(涼波戦没時に損傷した阿賀野を護衛し撤退している)
現在の海上自衛隊でも「すずなみ」の名を頂いた艦が運用中で、当代はたかなみ型護衛艦の5番艦。
この「すずなみ」は他の同型艦が3代目であるのに対し、2代目で、今回はすぐ上の姉艦が吹雪型駆逐艦由来の「さざなみ」だったりする。今回のイベントでともに実装された巻波の名を継ぐ「まきなみ」らとともに第3護衛隊群第7護衛隊に所属。現在は大湊を母港としている。
なお、艦娘「涼波」のモデルとなっている駆逐艦「涼波」は神奈川県の浦賀船渠にて建造され、艦娘「涼波」の担当声優石橋桃さんは神奈川県出身。2代目となる海上自衛隊護衛艦「すずなみ」は神奈川県のIHIMU(現在のJMU)横浜事業所で建造されており、史実としても艦娘としても神奈川県に縁深い。「涼波」の艦籍が舞鶴だったり「すずなみ」の母港は大湊だったりするけれども。
関連イラスト
第三二駆逐隊での集合イラスト
同じイベントで実装された事もあって巻波とのツーショットイラストも見受けられる
関連タグ
※浜波(艦隊これくしょん)は涼波戦没後32駆に編入。艦娘となって初めて顔を合わせたが涼波は大変喜んでいた
同イベントで実装された艦娘
モチーフになった実艦は→「涼波(駆逐艦)」。