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太田功の編集履歴

2021-08-04 14:38:43 バージョン

太田功

おおたいさお

「機動警察パトレイバー」に登場する特車二課第二小隊隊員。階級は巡査。

概要

待機任務

CV:池水通洋


二号機フォワード(操縦担当)。

第二小隊では数少ない「正規の」警察教育を受けた警官で、機動隊から異動してきた。

後藤隊長曰く「問題警官」。

よく言えば生真面目で正義感の強い熱血漢、裏を返せば、直情径行で猪突猛進なだけの熱血馬鹿。

規律重視で融通が利かない性格ゆえに、自分よりも階級や実力が上な相手にはわりと素直に従う一方、危機には勇んで駆けつけようとする仲間思いな心根にはブレがない。

レイバーの操縦技術にも性格が反映され、精密な動作より力任せに突撃する主義。操縦中は何かにつけてリボルバーカノン(レイバー用の拳銃)を撃ちたがり、バックアップの命令を無視して暴走することもしばしばで、機体の破損も絶えなかったりする。

無闇に発砲する上に命中率も低いためトリガーハッピーやノーコンのイメージが付きがち(後者は漫画版とテレビ版の両方でバックアップに突っ込まれた)だが、後者に関しては漫画版初期において、当らないのは暴れるレイバーの搭乗員に影響のない末端部分を狙っているためであり、訓練では全弾的の中心に当てるなど本来射撃の腕は非常に優秀である事が語られている(本当にノーコンなら、搭乗員ごと撃ち抜いてしまう可能性がかなり高い)。

実際、山崎ひろみとの連携で生身でリボルバーカノンを発砲してグリフォンのメインカメラを破壊したり、通用しなかったがブロッケンの頭部に命中させている、また廃棄物13号の事件では劇場版、漫画版共に1発しか無い弾を確実に命中させている、(ただし漫画版は小さい頭部を狙ってしまったため貫通してしまい決める事は出来なかった)。

また相手が動いていなければ、末端部分にも確実に命中させるだけの技量を持つ。(なお、漫画版の最初期やOVAアーリーデイズの序盤ではまだこのような設定が無かったのか、本当にノーコンで全弾外している)

とはいえ、前者に関してはほぼその通りなのだが。漫画版の初搭乗時には止まらんと撃つぞと言いつつ止まるなよと思っており、撃ち切った際には追加の弾をよこせと言い放っている。

一方、TV版で香貫花帰国後、熊耳が配属されてくるまでのわずかな間、進士が2号機バックアップを担当していた間、所轄の機動隊の不手際で周囲の避難が完了していない中、進士に発砲を促されるが、ガンサイト越しに、目標レイバーの更に奥に小学校があることを視認すると「ダメだ、逸れたら小学校に当たる!」と、彼にしては珍しく発砲を躊躇うシーンがある。


第二小隊『やたらめったら撃ちまくるので有名』とか『通った後にはペンペン草も生えない』とかいう悪評はほとんど彼が原因である。まぁ、野明がやらかさないかといったらそうでもないんだけどね!(リボルバーカノンこそ使っていないが、感情的になり相手のレイバーを必要以上にメタメタに叩きのめしたことが何度かある。しかもそのうち1回は、完全に八つ当たり(理由は本人の虫歯)である)


なお、ステレオタイプ的な古い頑固な熱血漢というイメージに隠れているが実は結構なフェミニスト

野明を見下している割に「女の癖に」「女の分際で」と言った台詞は聞かれないし(むしろ遊馬の方にその傾向がある)、熊耳香貫花など彼の恐れる人物も大抵が女性である。

TV版ではそんな彼の「大人の男」としての部分がクローズアップされた回があり、それを見ると遊馬が言うほど無神経でもなければ単純でもないことが見て取れる。


今で言うドルオタでもあり若い女性アイドルに目がない。やはりTV版では(劇中で)「妹にしたいタレントNo.1」とされる松本加奈にデレッデレになっており、しかもFC会員ナンバー「0001」だったりする。


※正規の警察官です。

……とまぁここまで書くとなんて酷いキャラなんだと思われがちだが、第二小隊では(小隊長の後藤を除けば)日本で警察官として正規の教育を受けたのは太田と熊耳だけだったりする(香貫花ニューヨーク市警なのでアメリカ合衆国カリフォルニア州のカリキュラム)。

だからなお始末に負えないという話もあるが……。他の小隊員を見下す傾向はそのため。しかし落ち着いているときは非常識が制服着て歩いてるようなほかのメンバーより常識人だったり、礼節を重んじたりもする。

階級にも弱い(「軍隊と警察では星が1個でも多いほうが偉い」というやつである)。

任官初年に数々の悲惨な現場に遭遇し神経が鍛えられた経験があるため、漫画版では他の隊員が気絶したりトイレに直行するような惨い遺体を見ても一人だけ平気で、その後の食事で平然と肉料理を食べたりしていた。

ちなみに漫画版で進士に突っ込まれた“レスキューの応援”については、実は太田が正しい(警視庁警備部とはあくまで非合法な暴力に対する実力行使部隊である)。


その後、(旧OVA~劇場版世界線では)2001年秋頃から特車隊員養成学校に異動、指導教官として勤務している。面倒見の良さと熱心さからそれなりに評価されてはいるものの、性格は相変わらずで、劇場版2作目ではレイバーによる射撃が下手な生徒達を大声で叱責・罵倒しながらスパルタ指導している様子が描かれている。自ら手本として、移動する標的をFCSの補助無しのマニュアル射撃で撃ち抜いてみせるが、「とどめを刺す事を忘れるな」という理由で、標的が乗った機体(備品)まで電磁警棒で破壊してしまい、本庁総務部総務課長に出世していた進士に叱責された。


小話

演じる池水通洋氏は同作品のオープニングナレーション(アーリーデイズ版(旧OVA)、テレビ版、NEWOVA)も手掛けており、そちらでは太田のキャラと打って変わって沈着冷静なトーンの台詞を聞く事ができる。

番外編短編アニメ『ミニパト』劇中でもこれを利用したネタがあるが、そこで初めて知って驚いたファンも多い事だろう。


本編後の太田

実写版

(旧OVA・劇場版世界線に属する)

山口森広氏が演じている。

回想シーンで、後ろ姿だけだが、ちょっとだけ登場。


劇場版第2作の後、警察を退職し、後藤、進士とともに警備会社を立ち上げたものの、放漫経営が祟って1年もせずに倒産。

その後、経緯は不明だがなんと暴力事件を起こし、現在は「収監中」だとの事(つまり実刑判決が出ている)。


行方がわかっている元第2小隊メンバーの中では最も落ちぶれた現状となっており、ファンにとっては非常に悲しい事である。

ちなみに、一緒に起業した残りの2人はと言えば、進士は別に会社を起こして無事成功、後藤は行方不明となっている。


『REBOOT』

(おそらくTV・新OVA世界線)

一方、2016年の新作短編アニメ機動警察パトレイバーREBOOTでは、直接太田の名前は出てこないものの、女性隊長が

「『現場に臨んでは臨機応変』……って先代の隊長も言ってたし」

と、太田の名台詞を借りて言っているため、後藤の後を襲って第2小隊々長になっていたという推測もできる(初代第二小隊のメンバーで、昇進試験を受けて巡査部長以上に昇格できるのは、太田と熊耳のみと思われる)。


関連タグ

パトレイバー 機動警察パトレイバー

熊耳武緒 香貫花

池水通洋

俺に銃を撃たせろ

こいつおまわりさんです

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