概要
虹色とは、虹のように多色が連続か混在している状態。単色ではない。
日本では一般的に、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色だとされている。
地域や民族、時代によって、色数が異なっている。
現代の科学界では、「藍(インディゴ)」を独立の色系として認めず、シアン(水色)を独立させた傾向がある。
LGBTのシンボル
虹色は現在、主に欧米を中心に世界中で、LGBT(セクシャルマイノリティ)のシンボルカラーとなっている。
日本はこの点に無知な人が多いことから、2000年の「シドニーオリンピック」の開会式では、日本代表が着用する衣服に虹色を用いてしまった。
このため当時「あいつら(日本人)みんなゲイか?」と揶揄されるハメに陥ってしまった。
とはいえ、この事例はLGBTに関連していないものに虹色を使ってはならないという意味では無い。当の欧米においてもLGBTのシンボル以外で虹色を使う例は多い。常識的な欧米人ならばLGBTと関連がないものに虹色を使ってはならないという様な狭量な思想を口にすることは無い(その様な権利は無いので当たり前の話だが)。その為、虹色とLGBTとの関連は、虹色を使う際の留意点の1つ程度に考えると良い。
ちなみに同性愛者に対し差別的な政策を取っているロシアで開催された「ソチオリンピック」では、ドイツが抗議としてあえて虹色のウェアで入場している。
ダイバーシティのシンボル
異なる民族、国家、宗教、イデオロギーを持つ人々が虹の様に異なる色合いで輝きつつも境界をもたず共存することを願い、ダイバーシティ社会(多様性のある社会)のシンボルとして虹色を用いる例も多い。
例としてはイデオロギーの異なる野党が連合する際に虹の語やシンボルを用いたり、南アフリカ(アパルトヘイトという苛烈な人種差別政策を行っていた過去を持つ国)においては人種差別のない理想の共存社会を願う語として「レインボーネーション」という表現が存在する。
石の色
基本無料ゲームなどに登場するガチャを回すためのリソース、ゲーム内通貨(俗称「石」)は虹色で輝いていることが多く、慣れたプレイヤーは虹色に輝く石を見ただけでその用途を察することが出来る。