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クリスマス中止のお知らせ
2003年12月25日に開催予定のクリスマスは諸事情により中止となりました。本決定により、クリスマスイブも中止になります。中止、ならびに本告知が遅れたことにつきまして、楽しみにしておられた方々、及び関係者各位には謹んでお詫び申し上げます。
概要
という手紙風のネタ。今となっては初出が不明だが、2ちゃんねるか同類の掲示板群に投稿されたネタであるとされる。
「諸事情」とは、サンタクロースの身辺に何かが起こって行動できないということ。「サンタクロースが逮捕されたため中止」というジョークは古くからあるが、中には「死んでしまった」という不謹慎なネタもある。
今では、ネット上の風物詩的ネタである。その年の時事ネタが使用されることも多い。たとえば、2009年には新型インフルエンザ、といった具合。
基本的に言い出すのは、キリスト教徒ではなく(一部の教派はクリスマスを祝わないが)、一緒に祝う家族なり何なりがおらず、「リア充爆発しろ」と思っているような人というイメージが外部的にはあるだろうが、pixivでもそうかは追求しない方がよさそうである。
……しかしよく考えると、「中止」という事は、また来年になれば改めてクリスマスがやって来るという事ではないだろうか。
「クリスマス廃止のお知らせ」とか言い切れない辺り、色々と往生際が悪いような気がする。まあ毎年毎年中止の理由を考えるのも楽しいし
これまでの中止の主な理由
- 鳩山内閣の事業仕分けで効果が国民に見えないと判定された・新型インフルエンザ流行のため(2009年)
- 来日予定のサンタクロースの安全が尖閣諸島経由、北方領土経由のどちらの場合でも確保できない(2010年)
- 節電と東日本大震災の被災者心情に配慮するため。今上天皇陛下が入院なさったため(2011年)
- Googleが12月そのものを消してしまったため(2012年)
- 中止が決定されたがその理由は特定秘密に該当するため非公開(2013年)
- 消費税増税による景気への悪影響が見込まれる為、中止(2014年)
- 西アフリカを中心としたエボラ出血熱パニック、イスラム教スンニ派系過激派武装組織「ISIS(イスラミック・ステート)」によるテロ行為への脅威が排除出来る見込みが立たないため(2015年)
- ISISの脅威が排除できる見通しがなかなか立たないため(2016年)
- 翌年が改元のため、準備にリソースを割くため(2018年)
- 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為(2020年、ワクチンが完成しない限り継続)
と、いうネタで盛り上がっていたら
2018年、中国では一部の地域で政府の命令により、店頭などに飾られていたクリスマス装飾の強制撤去や、当局非公認のキリスト教系の地下教会の摘発などの締め付けを行っているという報道があり、リアル「クリスマス中止のお知らせ」だとネットなどで話題になった。
実はこの中国の政策には元ネタがあり、かつてソビエト連邦では「宗教は人民のアヘン」という一文を誇大解釈しキリスト教行事を全て廃止してしまった。その為現在でもロシアではクリスマスにサンタクロースが来るという伝承が復活せず、その代わりに宗教とは関係のないかつての伝承が復活し、旧ソ連時代から一貫して大みそかの夜に霜の精ジェド・マロースが雪娘スネグーラチカを連れてやってくるという事になった。
2020年、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、東京ディズニーリゾートでは、2021年3月下旬までのスペシャルイベント・プログラムを全て中止する事を決断報道。その中には当然クリスマスも含まれている。そればかりか、ハロウィーンも正月もバレンタインも全て中止という厳戒態勢が取られた。