概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場す赤鬼(ヒロイン)・小紅が右手へ装着している手甲。
正式名称は「焔印鬼鉄甲(ほむらじるしおにでっこう)」。
物語序盤に訪れた伊勢の隠れ里「黒白の里」で、龍の巫女をしていた才女・焔(ほむら)から贈られた道具。
ざっくり説明すると「陰陽術知らなくても思った通りの式神出せる」という高性能な代物。
通常式術は才能のある者が長い研鑽の末に使えるものですが、焔(ほむら)ちゃんのなんとなくのアイデアで使えるようにしちゃいました。
形状
鬼の目みたいな鈴の口みたいな形で、指を引っ掛ける二つの穴がある。これに指をかけて手甲の半分を引っ張ると、紐のような部品と繋がっており少し伸びる。これが式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪)を召喚する起動の動作(スイッチ)となる。
式神を召喚する際には、手の平(手甲の裏側)に召喚の術式が浮かび、後述の召喚文句を唱える事で、ここから式神が出てくる。
性能
性能は「陰陽術知らなくても思った通りの式神出せる」というものだが、何でも作れるわけじゃないから、まずは作れる式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪)の名前と召喚文句を覚えよう!!
使い方
- 作りたい式神の動きをイメージして
- 鉄甲を引っ張りながら召喚文句を叫んで
- 元気よく出そう
説明書はぶ厚く、式神(しきがみ:従属関係を結んだ妖怪)がめっちゃつくれる模様。
" まずは召喚文句をおぼえよう "
ガンバッ !
見た目は簡素だが、この説明を受けた専門家たちがゾッとするほど中身はすっごい技術が凝縮されている(しかも、作った才女・焔は「なんとなく作ってみたらできちゃった(天才)」とあっさり出来ちゃった感があるもんだから、さらに専門家たちを青ざめさせている…)。
諸々の動力源(エネルギー)は小紅自身の魂魄(こんぱく:万物構成の一つであり、汎用性に優れた元素)を消費する。そのため「鬼鉄甲」の多用や大型の式神を召喚すると小紅の消耗が大きくなる。
また、小紅の鬼技(おにわざ:超能力)である「鬼岸(きがん)の交わり」があってこそ十分な効果を発揮するため、誰もが同様の使い方を出来るわけじゃない。
備考
前作「九十九の満月」に登場する陰陽十家(おんみょうじっけ:人間の名家)の術師・龍宮殿火鷹が似た形状の手甲を使用している。彼の場合は身体強化の効果がある道具で、起動の方法(スイッチ)も鬼鉄甲と同じく引っ張る動作を取る。
たまに小紅の右手にある鬼鉄甲が左手に付けられている場面(コマ)があるも、作者の創作物ではよくある事(お察し下さい)。
関連項目
小紅(月歌の始まり) 手甲 式術(九十九の満月) 式神(九十九の満月)
九十九の満月:本作から数百年くらい後のお話が描かれる妖怪漫画
ドラグバイザー / ブラックドラグバイザー・・・手甲型(ガントレット)の召喚道具つながり。