概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」で、主人公たち・桃と小紅が旅の道中に迷い込んだ隠れ里。
伊勢(三重県)に位置し、山と海の境にある人里。この里に暮らす人々は御神体の龍「黒白様」を祀り、その恩恵を受けて実り豊かな生活を送っている。危険とされる龍「黒白様」を何代にも渡って管理する事で、永い繁栄を築いてきたのだが…。
関連人物
黒白の里で代表者の一人。龍を模った巫女装束を纏う女性。姉御肌で、聡明さがあり、式術・式神といった実力の高い才女。
黒白の里で守り人を務める若者の二人。だいたいは二人一組で登場する(そしてわちゃわちゃしたやり取りをして、お約束に「どっちだよ」と誰かしかのツッコミが入る)。それぞれ忍びみたいな衣服を着て、焔からは未熟者扱いされている所があるも、式術・式神の実力は高い。
里の人々
和装姿で、健康的に快活な人たち。その人柄は、御神体「黒白様」の恩恵で実り豊かな生活をおくれている事もあり温厚で暖かな人情味を感じさせる(また充実した日常生活ゆえに、たわわなモノをもつ女将など肉体的にも輝くモノがみられる)。
勤勉さもあり、それは里のちびっ子たちにもみられるほど、里全体でたくましさを誇る強い結束力が垣間見える。
黒白の里で最高責任者を務める長達。禿げ頭の老人・ぬるせ、褐色肌の壮年男性・やまとご、斜視のある老婆・ちぐさの三名。
里の繫栄になるのなら、自分たちの肉体を改造することさえ厭わない、達観した年長者たちである。
黒白の里で代表者だった人物。焔のお兄ちゃんで、本編では既に故人。里の人達が過去を振り返る際に名を口にしたり、焔の回想などで登場する。