概要
その昔、数奇な遭遇で黒鬼娘・鬼原黒香(おにはら くろか)と小さな龍・オシマイがくっつき出来た巨物を利用して発展が進んでいる場所。
此処は龍脈(りゅうみゃく:大地にある魂の海流)の上にある土地、特異な立地で歪んだ内部空間から、見た目の10倍以上もある広さと自然発生する妖怪(九十九神)の生態系が形成されているのもあって、住み着いた妖怪たちは町長の鬼を筆頭に住みやすい街づくりの運営を日夜行っている。
また、作中世界の時代背景では先進的な”貨幣制度”が導入されており、より多彩な商売が交わされ活気ある社会が発展している。
主人公一行が訪れた時期では、ある思惑から大騒動へ急転してしまい・・・。
居住者・来訪者
大鬼太鼓の居住者
独楽(どくらく)
名前通り、独楽(コマ)の九十九神。街の運営を務めている一人。
三五郎
らくわん
商人の妖怪たち
多種多妖な商いをしている光景がみられ、靴屋・飲食店・花屋といった一般的だけど妖怪の特色が織り交ぜられた神妙な商売となっている。
因みに妖怪の色街までもある(異形愛好家万歳)。
大工の妖怪たち
街(国)の屋台骨を支える一角。鉢や柿の大小二人組な九十九神、猫女の若き筆頭(エース)、鴨と雀と鯉の三羽烏?!といった面白・・・もとい多彩な職人が腕で生活設備(インフラ)を支える頼もしい輩。
大鬼太鼓運営部
主に頭部へ設置された管制室から街(国)の全体を管理する妖怪たち。
元は血管だった器官を利用した上下水道、流通運搬を支える輸送網、音を届ける伝声管など、各種設備を管理修繕している首の上の力持ち衆。
(大鬼太鼓)式術開発部門
式術(しきじゅつ)や軍神(ぐんしん)を発明・運用し街(国)の発展へ貢献している。皆は個性が強く、ちぐはぐで不揃いで、とがった変わり者達だからこそ、秀でて光赫く精鋭部隊(せいえいチーム)。
黒美(くろみ)
白鬼の学者、白沢の右腕である小柄な妖怪。蜘蛛の九十九神で、糸の操作を得意としており、主鬼(主人)の日常や戦闘を補佐している。
白沢(はくたく)
好奇心旺盛な知識鬼(知識人)だけでなく優れた式術師でもある。更に特異な鬼技(おにわざ:超能力)を有している。
大鬼太鼓の来訪者
坂東火雷十天衆の罠と警戒しつつ、知人の行方を探るため大鬼太鼓妖怪洞へ来訪した主人公一行。
その先で想像以上の事態に巻き込まれていく。
他の2人に先行して、大鬼太鼓へやって来た主人公一行の桃(もも)へ勝負を挑む。
その最中で、以外な正体が判明する。
筒画屋大漬之助(つつがや おおつけのすけ)
ある実験も兼ねて大鬼太鼓を強襲する。
美乃(うつくしの)
坂東火雷十天衆の一角。異形の蟲を使役する美女。
ある実験も兼ねて大鬼太鼓を強襲する。
近辺の豪族
大漬之助と美乃の策略に嵌り、悪妖の仕業と騙されて大鬼太鼓へ大軍で攻める。