概要
主に細い金属管と漏斗状の送受口同士を繋いだ通信器。軍艦・船舶で主に使われており、電気的な通信ではない為電源を必要としない。現在では通信手段が多様化した事で万が一のバックアップとしての手段として残ってはいたものの、次第に廃止される事が多くなっている。
ただし、科学館では音の教材として展示してある事が多い。
送受口には蓋が付いている事も多く、余計な音や会話が伝声管を通じて漏れたりしないようにする為とか必要ではない時は使わない際に閉じる事ができる。
伝声管が登場する作品
- 天空の城ラピュタ:タイガーモス号の船内通信手段として登場する。ただし、船体上部にある見張り台にある伝声管は凧のような飛行状態にする場合は物理的に接続が外れる為、その場合は内線電話を使う。
- 食戟のソーマ:大御堂ふみ緒が寮母として管理する遠月茶寮料理學園高等部学生寮『極星寮』の館内通信手段として登場。実は、極星寮は当時の遠月学園屈指の包宰として名を馳せた前世代の寮生たちが建設に深く携わっており、建物自体の築年数は20~30年前後と決して古くはない。しかし、その寮生たちが抱いた何らかの思惑に従って敢えて伝声管が採用・敷設された。
関連タグ
糸電話…伝声管は管の中で音を反響させる事で会話できるが、こちらは糸で音を振動させて紙コップや張った紙を震わせる事で伝わる。