ぽむな
ぽむな
背丈は小さい妖女だが、特殊な土地「斑鳩の森」で産まれた故に力は強いため、可愛いい見た目に油断してはならないっ!
割烹着の身なりで、若々しい見た目も合わさり若女将な印象を受ける。頭には提灯と暖簾が一体化した被り物。暖簾には「雉ノ屋」と書かれており(これは上着の背中首元にも書かれている)、ぽむなの感情に合わせて傾いたり、目元を隠したりなど可愛らしい動きをみせる。
キジの羽にあるような縞がある髪で、キジの尾羽みたいな一つ結びがある(時折この後ろ髪は描き忘れられるが、作者の創作物ではよくある事)。
渦目で、眼のふちにはオスのキジでみられる紅い部位のようなモノが付いている。
ぽむなは「恐ろしさ」と「愛らしさ」を併せ持った妖女。
特殊な土地「斑鳩の森」で産まれたゆえ、知力・筋力は並みの九十九神より高い事が窺え、人間界の常識・概念の知識をある程度もっている(本作の「九十九神(九十九の満月)」は、誕生する時に「知性」の個体差がある)。数多の妖怪がひしめく弱肉強食の世界を一人で渡り歩いてきたため、腕っぷしは相当に強い。
これもあって包丁みたいに鋭利な冷静沈着の物言いで、隙あらば相手を容赦なく調理(ぶっころ)し、暴力的な事に一切躊躇がない(ぽむなの行動を知った相手から「サイコパス」と突っ込みを受けるほど、おっそろしい言動もする)。品定めと称して言葉巧みに相手を油断させたり、平然と嘘をついたりの「二枚舌」を用いるずる賢さもある。
九十九神として誕生する基盤(ベース)になったキジの強い母性本能もあり、あやし上手で赤ちゃんの面倒を率先して請け負う可愛らしい一面がある(その様は本当の親子みたいで、余人からみれば「あふれる母性」を感じさせるほど愛らしい)。
料理人のような風貌は伊達でなく、下記の事柄通り達人並み(プロフェッショナル)の腕前をもつ職人でもある。
食の娯楽(ぼうりょく)
「食」を冠する鬼技(おにわざ:超能力)を持つ事、それで人間も含め数多の万物を調理(ぶっころ)して腕を磨いてきた事、とにかく「食」に関した達者な言葉遣いが目立つ。それは酔狂(もの好き)だけでなく、野生動物の強い本能と人間の理性を併せ持った「知性」の妙からか、ぽむなが作り出す繊細な料理とは「最高の娯楽(ぼうりょく)」と豪語するほど確固な拘りがある。だからこそ真摯に創意工夫で腕を磨き、更なる「娯楽(ぼうりょく)」を追求するほど貪欲。
そう、初めての出会い(いただきます)があれば、相手をペロペロ(物理的な二枚舌なので余計にペロペロ!?)と理解(味見)を試みる変態な所もある(もちろんペロペロされた相手・その周囲からは突っ込みを受けるが、ぽむな本人は「なぜ?」と詫び入れないズレた言動をする)。
下記の能力抜きに、ムカついた相手へ左の正拳(ストレート)をかましたりなど、腕っぷしはかなり強い。
万物完食
ざっくりいえば、何でも調理(ぶっころ)して「完食(食べる)」ことができる鬼技(おにわざ:超能力)。
「完食(食べる)」ができる対象は、認知したすべてのモノを可食か否か問わず、どんな相手でも「料理(いただきます)」ができる。生物はもちろん妖怪の他、ぽむななが思い描いた想像(イメージ)、刀といった無機物と、まさしく万物(世界)を調理(ぶっころ)できるという恐るべき能力。生まれ故郷「斑鳩の森」は、野生動物の他に数多の妖怪、腕試しをしに来る猛者たちと、調理(ぶっころ)する相手(しょくざい)に事欠かなかったため、達人並み(プロフェッショナル)の腕前まで技術を磨く事ができた。そのため彼女の料理は、万物(しょくざい)を瞬く間に刻む・炒めるといった調理(ぶっころ)や繊細な盛り付けもされ旨そうな品の数々。
実際に調理(ぶっころ)した料理は相当な美味である(甘露甘露でございます)。